【ポケモン擬人化】BothHope･Guild (ページ10)

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困惑【暖ゴロ】ページ10

…………えーっと、どうしよう。

質問されているはずなのに答える暇がない。

(というか僕この状況がわかんないんだけど。)

ルイがテレパシーで通信してくる。

(えーとだな、こいつらはBothHope･Guildだっけ？のメンバーで、俺たちはそこのフライゴンに助けられてギルドのアジトにいるわけだ。)

一応夜甲にも聞こえるようにテレパシーを送る。俺の特性テレパシーじゃねえけどエスパーだし多少はな。

でもまあこのままだと収拾つかなさそうだし
な…………

｢あの……質問答えていいすか？｣

｢え？あ、ああ。答えろ。｣

このキュウコン明らかに｢あ、忘れてたわ。｣って顔したぞ。いっそ脳内覗いたろか。

｢僕はルイ。見ての通りサーナイトだよ。｣

｢拙者は夜甲。この者達に助けられ共に旅をしているでござる。｣

｢んで、俺はレイ。この石についてだが…………正直俺達にもよくわからない。なんであそこで倒れてたかも……記憶がない。…………多分あいつらは倒した？のかな。｣

｢あいつら？私が来たときは君たち以外いなかったけど…………あ、私まだ自己紹介してなかったね。私はイーラ。｣

フライゴンが言う。なるほど、じゃあ倒したのかな。

｢ああ、この石を狙われてな。確かボスはドンカラスで、ヘルガーとドラミドロがついてたな。｣

｢うーん………ハク、最近この辺でそういう組織あったっけ？｣

｢いや、なかったはずだ。…………それと、この石については知らないと言ったが、どこで入手したかはわかるだろう？｣

あー…………それは正直…………その…………

｢いや、俺とルイは覚えてないんです。ラルトスの頃の記憶がほとんどなくて、気づいたらめざめいしとその石を持ってたんです。そのめざめいしは俺の進化に使った。｣

｢拙者のは家に代々伝わる家宝でござった。もっとも父上と母上が殺され、今は拙者のみでござるが…………｣

それを聞くと、ハクだったか。そいつは腕を組んで何か考え出した。どうしようイーラさん以外にコミュニケーションが取り難い。
というかそこのラトって呼ばれてたレントラーに至っては寝そうだぞ。

とにかくフリーダムな奴等だな、と思いながら、ハクの結論を待った。