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42話 ページ49

だって...そんな事、言われたら...!

『これ以上、何かを言われたら...自分を許しそうになって...怖いの』

忘れちゃいけないのに、忘れそうになる。
許しちゃいけないのに許しそうになる。
...人を好きになっちゃいけないのに...好きになりそうになる。

『だから...((ぎゅっ ⁉離れ...ハ「いいんスよ」...?』

ハ「自分を許していいんスよ。もう、我慢しなくていい。責めなくていい。幸せになっていい。誰を好きになっていい。昔に縛られる必要はないんスよ」

...っ!

ハ「Aの前では誰も死なせない。Aの事も死なせない。オレが絶対、守るっスから」

『ボクなんかが...幸せになって、いいの?』((震え声

ハ「いいんスよ。幸せになって」((優しい笑顔

『っ!......ぅぅ...ひっく、ひっく......』

ハ「泣きたいなら、大声で泣いたらいいんスよ?」

『...う...うああああっ‼あああんっ‼...ひっく、ああああああ...』


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
......しばらくの間、ずっと、泣いていた。

泣いている間、ハイドは何も言わなかった。ただ、赤ちゃんをあやすように、ポン...ポン...と一定のリズムで優しく叩いてくれた。

それが...拒めなくて、心地良くて、されるがままになっていた。

『...ねえ、ハイド。ハ「?なんスか?」ハイドは、どうしてボクに優しくしてくれるの?』

ハ「どうしてってそりゃあ...((ボソッ 好きな人だから...っスよ...///」

『......そっか......』((うとうと

ハ「眠いなら寝たらどっスか?『うん...』おやすみっス。A」

意識がまどろんでいくなか、とある事に気づいた。

なんでハイドを拒めなくて、されるがままになっていたか。
なんでハイドが他の人と話してたらもやもやするのか。

多分......ハイドの事が好きだからだ。

拒めなかったのは、単純に好きだから。
他の人と話しているのを見たらもやもやするのは、嫉妬しているから。

この気持ちに気付いた以上、前みたいに接する自信がない‼

そう、思いながら寝た。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
中途半端なところですが、続編行きます。
すいませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!

ロウレスの彼女は最強の異能力者でした

続編のやつです。こっちでお進みください。

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作者名:湯豆府食べたい | 作成日時:2018年8月23日 13時

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