貴方の側にいたい。【Ｎ.Kaito】 (ページ6)

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～中村side～

宮「えっと……社長さん。

この人とシェアハウス？

……なんでですか？」

如「女の子、ですよね？？

なんで俺らとシェアハウスなんて……」

ちゃかとのえるくんが質問してる。

確かにそうだ。

女の子1人と男7人でシェアハウスするなんて

普通危ないって思うはず。

社「そうよ。

この子は知り合いの子なんだけど、

東京に住むって聞いて、

ちょうどいいってなったのよ。」

何がいい機会なんだろう。

……いや、俺はすごい嬉しい。

……一応、ずっとファンしてたから。

でも、相手側からしたら怖いだろこんな。

てか、すっごい怯えてるけど、

なんだろ、アイドルしてた時と全然違う。

如「その……七瀬さん？

どうして、そんなに怯えてる？んですか？」

俺がら思ったことを質問してくれた如恵留くん。

社「Aちゃんはね、

男性恐怖症なの。

Aちゃんの親御さんに頼まれて

男性恐怖症を少しでも和らげる為に、

家政婦として生活してもらうつもり。」

つまり、

俺たちが家事に向ける時間をなくして

アイドルに専念できるってことかな。

まだ理解できない俺たちは、

お互いに顔を見合わせてる。

そんな中、Aちゃんは

今にも泣きそうな顔で俯いてる。

海「……いいですよ。俺は。」

Aちゃんがどうして

1年前にアイドルをやめたのか。

その理由を知りたい。