貴方の側にいたい。【Ｎ.Kaito】 (ページ14)

今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:32,156 hit

14 ページ14

～吉澤side～

すっげぇ、

俺、あの七瀬さんと歩いてる。

いや、ていうかもう一緒の家に住むっていう

やっばいことになってるのか……。

七瀬さんは少し俯いて、俺の右斜め後ろにいる。

七瀬さんはスーパーの場所を知らないから

俺が案内する感じ。

話しても大丈夫かな？

でも、俺も仲良くなりたいし……。

閑「ねぇ、七瀬さん、

今日の夜ご飯は何作るの？」

『あ、えっと……。

……まだ決めてませんでした。』

今、話しやすい内容といえば

買い物に行っている理由の夜ご飯。

とりあえず上手くいったな。

閑「え、まじ？

え！じゃあリクエストってしてもいいの？」

『あ、大丈夫、です！』

七瀬さんも頑張って返事してくれてる。

返事してくれなかったら

俺1人で寂しく滑りまくるところだった。

頑張ってるなら俺も頑張らないと。

閑「俺さ！ハンバーグがいいなっ！」

『ハンバーグ……。

わかりました……！』

コクコクと頭を縦に振ってくれる。

閑「じゃあハンバーグの材料と

明日以降に必要そうな材料を買お！」

『はいっ！』

この調子なら帰る時には仲良くなってるかな！