私と君と、君とあなたと(１) (ページ11)

今日:2 hit、昨日:23 hit、合計:21,886 hit

11 ページ11

LINEを交換した後、わたしは駅まで平野くんが送ってくれて

"また来週"

と言葉を交わしてわかれた。

わたしの家は学校の最寄り駅から3駅ほど先にあり、

駅からは5分ほど歩くと家に着く。

平野くんは家まで送ろうか？と聞いてくれたが

わざわざ電車賃を払うのはもったいないし

雨も学校を出たときより少し強くなってきていたため断った。

そんな平野くんの寂しそうな顔にわたしは気づかずにいた。

家に帰ってすぐ部屋着に着替え

駅まで送ってくれた平野くんにお礼のLINEをしようとしたら

すでに平野くんからLINEが届いていて驚いた。

紫耀【いきなり話しかけちゃってびっくりしたかもだけど

今日は一緒に帰ってくれてLINE交換してくれてありがとう。

これからはいつでもLINEしてね！もちろん学校でも話そう♪】

A 「マメな人だなぁ、、。

わたしのLINEに平野くんがいるなんてやっぱり不思議」

と、独り言をぶつぶつ言いながら

A 【こちらこそありがとう( ˆoˆ )/

雨だったけど平野くんのおかげで楽しく帰れた！

雨なのに駅まで送ってくれてありがとうね。

平野くんもいつでもLINEとか話しかけてくれたら嬉しいな。

今日は風邪引かないように暖かくして寝てね(´-`)】

ひとまずLINEを送り

夕飯、お風呂と一通り済ませた後ふと時計を見たらまだ21時半で

寝るのはまだ早いし金曜日だしなぁ〜と思いケータイを開く。