ちょーだい。30 ページ33
ー紫耀sideー
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・
紫耀「A、今日はいきなりでごめんね…と」
廉とデート中やったのに悪いことしたかな。
いきなり声かけてごめんって謝りのメッセージを送る。
なんか最近Aには謝ってばかりだな。
ごめん、って言う度に君が苦しそうに笑うのは気のせいだろうか。
あの日も。
───────────
紫耀「百合香っ」
百合香「紫耀…来てくれたんだ」
君の家を飛び出して駆けつけた先は幼馴染の百合香の家。
百合香の塾から連絡があって
自分から約束したのに君が俺のために作ってくれたご飯さえも食べないで走ってきた。
“そんなにそいつが大事か”
言われた言葉が心の奥でつっかえる。
だって、百合香には俺しかいないから。
仕方ないじゃんなんてまた自分を納得させてしまうんだ。
紫耀「3日も寝てないって本当？」
心配かけてごめんね
そう言って微笑んだ百合香は3日も寝なかった後、塾で倒れたらしい。
目の下には色白な百合香には似合わないクマが目立っていた。
紫耀「おじさんは？」
百合香「お父さんは暫く遅くなるの」
この家には百合香とおじさんしかいない。
おばさんは百合香が中学生の頃に離婚してこの家を出ていった。
だから百合香の緊急連絡先はおじさんじゃなくて俺。
いつでもすぐ駆けつけられる幼馴染で家族みたいな存在。
それからの百合香はずっと1人でいる時間が多くて、1人で抱え込んでいることも多い。
百合香「紫耀は傍にいてくれるよね？」
弱い力が俺を掴む。
紫耀「俺がいるから」
紫耀「百合香が眠れるまで一緒にいるよ」
だからどんな時でも優先するのは百合香。
百合香を守れるのは、幼なじみの俺しかいないんだ。
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さとさと(プロフ) - renchkaさん» 大変お待たせいたしました。本日からPart2公開致しました。移行先でもよろしくお願いします！お話を好きだと言って下さりとても嬉しいです。またコメント下さると幸いです！ (2019年10月1日 20時) (
レス) id: 309d93a61b (このIDを非表示/違反報告)
renchka(プロフ) - このお話とても好きです。続きがとても楽しみです、更新はもうされないのでしょうか？ (2019年8月16日 19時) (レス) id: 738f8e5133 (このIDを非表示/違反報告)
さとさと(プロフ) - かなてんさん» ありがとうございます！これからさらに胸が痛くなると思いますがかっこいい廉くんをかけるように頑張ります(^ ^)これからもよろしくお願いします〜！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: 309d93a61b (このIDを非表示/違反報告)
かなてん - 切なすぎます。頑張ってください！ 応援してます。 (2019年1月24日 17時) (レス) id: 4304a3cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
かなてん - めっちゃ面白いです！ なんか胸が締め付けられる！！ (2019年1月24日 17時) (レス) id: 4304a3cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとさと | 作成日時：2018年1月23日 23時
