ちょーだい。27 ページ30
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紫耀「やっぱりA〜!なにしてんの?」
紫耀が嬉しそうに歩み寄ってくる。
視界にしっかりと捉えた時
2人はまた近い距離で
しかも腕まで…
入り込む隙もないくらいに。
A「映画見てて…」
必死に振り絞った小さな声。
情けないけど震えてた。
紫耀「俺らもねさっき怖いの見てたんだけどね」
紫耀「百合香めっちゃ怖がるの(笑)」
紫耀「ずっと震えたままでさ」
百合香「紫耀だってジタバタしたりうるさかったじゃん!」
紫耀「はいはいごめんね?」
そんなの聞きたくないよ。
百合香ちゃんに優しく笑いかける紫耀見たくなかったよ。
2人がぴったりとくっついていたのも
百合香ちゃんを怖がらせないように寄り添う紫耀の優しさからなのかと思うと
私にはあまりにも届かなすぎて
そこにいてただ2人を見つめるしかできない私が
あまりにも滑稽で
苦しい。
紫耀「てかA1人?今から百合香とご飯食べに行くとこなんだけどよかったら一緒に」
もうだめだと思った。
流したって意味もない涙が零れそうになった時
また君は助けてくれたね。
廉「Aは今日俺と出かけてるから」
私の腕を掴んで
廉「じゃあまた学校でな」
そう微笑んだ廉に引っ張られたことによって2人から遠ざけてくれた。
驚いた紫耀と
振り向きざまに
大きな瞳を揺らした百合香ちゃん。
どうしてなのか
その理由なんて
あの時の私に分かるはずがなかった。
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さとさと(プロフ) - renchkaさん» 大変お待たせいたしました。本日からPart2公開致しました。移行先でもよろしくお願いします!お話を好きだと言って下さりとても嬉しいです。またコメント下さると幸いです! (2019年10月1日 20時) (レス) id: 309d93a61b (このIDを非表示/違反報告)
renchka(プロフ) - このお話とても好きです。続きがとても楽しみです、更新はもうされないのでしょうか? (2019年8月16日 19時) (レス) id: 738f8e5133 (このIDを非表示/違反報告)
さとさと(プロフ) - かなてんさん» ありがとうございます!これからさらに胸が痛くなると思いますがかっこいい廉くんをかけるように頑張ります(^ ^)これからもよろしくお願いします〜! (2019年1月26日 11時) (レス) id: 309d93a61b (このIDを非表示/違反報告)
かなてん - 切なすぎます。頑張ってください! 応援してます。 (2019年1月24日 17時) (レス) id: 4304a3cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
かなてん - めっちゃ面白いです! なんか胸が締め付けられる!! (2019年1月24日 17時) (レス) id: 4304a3cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さとさと | 作成日時:2018年1月23日 23時