ちょーだい。19 ページ21
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紫耀「これで補習のテストも満点丸〜」
A「調子に乗らないのー」
帰り道も紫耀と2人だといつもより楽しくて嬉しくて、ずっとこの時間が続けばいいのにって思った。
それなのにこんな日だって
私の少しの幸せもすぐに奪われてしまう。
「紫耀ー」
紫耀「え?なんで百合香?」
百合香「今日おばさん遅くなるから、って私がご飯作るように頼まれたの!」
目が大きくてぱっちりしてて、小柄で、風になびいた髪が綺麗で
アイドルみたいに可愛い女の子。
百合香「あ、こんにちは!紫耀がいつもお世話になってます!Aちゃん?だっけ?
一緒にご飯どうですか??」
笑った顔が紫耀に似ていた。
これも幼馴染だから?似てしまうのだろうか…
A「…ありがとう、でも私今日はこの後予定あるから大丈夫です」
紫耀「そっか、じゃあAまた明日ねっ」
紫耀の腕を組みながら可愛く微笑む彼女が幼馴染の百合香ちゃん。
百合香ちゃんを見つけた時の紫耀は
一瞬で嬉しそうな優しい顔をした。
あんなの見たら、
私なんか適うはずない。
私じゃ紫耀をあんな笑顔にさせられない。
2人は“お似合い”以外の何者でもなかった。
私はそこに入れない。
到底一緒にご飯を食べるなんて出来なかった。
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さとさと(プロフ) - renchkaさん» 大変お待たせいたしました。本日からPart2公開致しました。移行先でもよろしくお願いします!お話を好きだと言って下さりとても嬉しいです。またコメント下さると幸いです! (2019年10月1日 20時) (レス) id: 309d93a61b (このIDを非表示/違反報告)
renchka(プロフ) - このお話とても好きです。続きがとても楽しみです、更新はもうされないのでしょうか? (2019年8月16日 19時) (レス) id: 738f8e5133 (このIDを非表示/違反報告)
さとさと(プロフ) - かなてんさん» ありがとうございます!これからさらに胸が痛くなると思いますがかっこいい廉くんをかけるように頑張ります(^ ^)これからもよろしくお願いします〜! (2019年1月26日 11時) (レス) id: 309d93a61b (このIDを非表示/違反報告)
かなてん - 切なすぎます。頑張ってください! 応援してます。 (2019年1月24日 17時) (レス) id: 4304a3cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
かなてん - めっちゃ面白いです! なんか胸が締め付けられる!! (2019年1月24日 17時) (レス) id: 4304a3cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さとさと | 作成日時:2018年1月23日 23時