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まだ光の灯ってないステージに立ち、始めの位置につく、
観客席からの視線を感じる。
さっきから心臓の音が速くて、うるさい。
大丈夫。いっぱい練習してきたから。
♪〜
"なぁ、お前の夢はなんだ?"
音楽に合わせて体を動かして、力強く踊る。
たくさんの人が見てる。
"防弾少年団"
そう書かれたボードを持った人がたくさん。
それに、オッパたちの名前もたくさん見つけた。
だけど、私の名前はひとつもない。
ボードどころか、
歓声に混ざって、私を非難する声が聞こえる。
(ヨジャは出てけ!)
(オッパから離れろっ!)
(出しゃばるな!ひっこめ!)
ああ、思ってたよりメンタルくるな、、。
こんなにデビューから歓迎されてない人って、私くらいじゃない?
どうすればいいの?
顔がこわばって、表情が作れない。
観客席が怖くて見れない。
助けて、、。
TH「Aっ!ボソッ」
テヒョナオッパの呼び掛けに、反応して見てみると、
口パクで、
"大丈夫"
そうだ、私なら大丈夫。
こんな程度で、負けてられない。
私の夢の為に。
"なぁ、お前の夢はなんだ?"
♪〜.
最後までやりきって、歓声が大きくなる。
たとえ、私に向けられたものでなくても、防弾少年団の一員として、歓声を受け止める。
さっきまで聞こえてた、アンチの声は耳に入ってこなくなって、笑顔になれた。
心做しか、初めに比べて観客の視線が怖くない。
ステージが暗くなった瞬間、
急に、全身の力が抜けて、倒れそうになったところを、オッパたちが驚異的な瞬発力で支えてくれた。
RM「大丈夫かっ?!」
「大丈夫です、ちょっと力が抜けて、、笑」
笑ってみせると、オッパたちも笑ってくれた。
オッパたちと一緒にいたいから。
もっと防弾少年団として上を目指したいから。
「これくらいで、負けてられない、。」
乗り越えなきゃならない壁は大きいけど、
乗り越えてみせる。絶対に。
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はるか(プロフ) - いつまで待ったら更新されますか?終わり!じゃないですよね??良い作品なのに (2021年11月10日 3時) (レス) id: b1341da059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おくぶたえ | 作成日時:2020年2月18日 13時