検索窓
今日:33 hit、昨日:4 hit、合計:92,833 hit

57 ページ7

.


まだ光の灯ってないステージに立ち、始めの位置につく、

観客席からの視線を感じる。

さっきから心臓の音が速くて、うるさい。

大丈夫。いっぱい練習してきたから。









♪〜

"なぁ、お前の夢はなんだ?"






音楽に合わせて体を動かして、力強く踊る。


たくさんの人が見てる。




"防弾少年団"




そう書かれたボードを持った人がたくさん。

それに、オッパたちの名前もたくさん見つけた。

だけど、私の名前はひとつもない。



ボードどころか、

歓声に混ざって、私を非難する声が聞こえる。



(ヨジャは出てけ!)
(オッパから離れろっ!)
(出しゃばるな!ひっこめ!)



ああ、思ってたよりメンタルくるな、、。

こんなにデビューから歓迎されてない人って、私くらいじゃない?

どうすればいいの?

顔がこわばって、表情が作れない。

観客席が怖くて見れない。

助けて、、。






TH「Aっ!ボソッ」

テヒョナオッパの呼び掛けに、反応して見てみると、

口パクで、

"大丈夫"






そうだ、私なら大丈夫。

こんな程度で、負けてられない。

私の夢の為に。









"なぁ、お前の夢はなんだ?"


♪〜.







最後までやりきって、歓声が大きくなる。

たとえ、私に向けられたものでなくても、防弾少年団の一員として、歓声を受け止める。




さっきまで聞こえてた、アンチの声は耳に入ってこなくなって、笑顔になれた。

心做しか、初めに比べて観客の視線が怖くない。






ステージが暗くなった瞬間、

急に、全身の力が抜けて、倒れそうになったところを、オッパたちが驚異的な瞬発力で支えてくれた。


RM「大丈夫かっ?!」

「大丈夫です、ちょっと力が抜けて、、笑」



笑ってみせると、オッパたちも笑ってくれた。

オッパたちと一緒にいたいから。

もっと防弾少年団として上を目指したいから。




「これくらいで、負けてられない、。」




乗り越えなきゃならない壁は大きいけど、

乗り越えてみせる。絶対に。

58→←56



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
618人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はるか(プロフ) - いつまで待ったら更新されますか?終わり!じゃないですよね??良い作品なのに (2021年11月10日 3時) (レス) id: b1341da059 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おくぶたえ | 作成日時:2020年2月18日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。