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練習も終わって、作業室に籠って2時間が経つ頃、
「出来た!!」
ついに私も曲を完成させることが出来た。
私の思いを綴った曲はみんなにはどんな風に聞こえるだろうか。
早く聞いてほしい。反応がみたい。
レコーディング中も、みんなを思って歌った。
でも、、
プルルル___
「もしもしオンニ、」
MH「どうしたのA」
「あのね、今から少し会えない?」
MH「わかった___」
待ち合わせをして、会社の前で待っているとすぐにオンニが飛んできた。
「早かったねー、」
MH「たまたま近くにいたのよ」
嘘だ、髪も乱れてるし、急いできたのが見え見えなのに、、
「来てくれてありがと、とりあえず作業室までいこ」
MH「おっけー。」
オンニには病気の事、話そう。
それから、いっぱいありがとうも言おう。
ガチャ___
部屋に入るなりすぐに、
MH「それで、何かあった?」
「いきなり本題かー、、」
MH「だって、普段呼び出したりしないのに、気になるじゃない。」
「じゃあ、今からの話は私とオンニの秘密ね。」
MH「分かったわよ」
優しい眼差しで私を見るオンニは、重たい空気を少しだけ軽くしてくれて、私が話しやすくしてくれてるって分かる。
やっぱり、オンニはすごいな。
「あのね、実は私もう少ししか生きられないみたいなの。」
オンニの表情から笑顔が消えた。
「でもね、みんなには隠すことにしたの。
なんかね、ちょっと前まではもう死んだって別に構わないって思ってたくらいだったのに、今はね、すっごく
死にたくないんだ___。」
何も言わずにただ頷くオンニの目には涙が溜まっていた。
「私、今すっごく幸せなの。だから少しでも長く幸せでいたいの。
自分勝手かもしれないし、後々みんなに迷惑かけるかもしれないけど、残りの人生、わがままになってもいいかな、、?」
MH「A、、。」
オンニはこくこくと涙を流しながら頷いて、私の手を握った。
MH「頑張ってみな。」
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はるか(プロフ) - いつまで待ったら更新されますか?終わり!じゃないですよね??良い作品なのに (2021年11月10日 3時) (レス) id: b1341da059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おくぶたえ | 作成日時:2020年2月18日 13時