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「オッパ、ちょっと用事があるので、遅くなります」
多分、一緒に宿舎に帰ろうとしてくれてたオッパの手を解きそう声をかけると、
JK「じゃあ、俺も行くよ」
「大丈夫、ちゃんと戻ります。」
心配そうに私を見つめるオッパの目を真っ直ぐに見て伝えた。
理由は、、
JK「待ってるからね。」
「ありがとう」
振り返って、歩いてきた廊下をもどる。
向かったのは、、
「やっぱり、、。」
ガチャ、
「ジミニオッパ、、」
JM「A、?」
「ダンス教えてください」
JM「え、今から、?」
「はい、今です。」
JM「でも、もう遅いよ、?」
「でも、オッパはまだ練習していくんでしょ?」
JM「それは、、でもAは女の子だし、早く帰った方が、、」
「オッパと一緒に帰れば問題ないでしょ?」
JM「もー、Aには敵わないなー、笑」
ようやく笑顔を見せてくれたオッパは、少し困ったような笑顔だったけど、苦しそうに踊ってるのを見るよりよりずっといい。
「ここの部分、もっと力強く、かっこよく踊りたいです。」
JM「あー、そこはね、___」
思い切り踊ってかなりしんどかったけど、ジミニオッパとこうやってひたすら踊るのが久しぶりでとにかく楽しかった。
2人とも疲れきって床に大の字に転がると、2人の呼吸音だけが練習室に響いた。
何も話さないこの時間が心地よくて目を瞑った。
JM「疲れたね、帰ろうか。」
「はい。」
2人で帰る夜道は心地よい風が吹いていた。
「次のカムバ、頑張りましょうね。」
JM「うん。頑張ろう。」
なんともない会話をしながら、いつもよりゆっくり歩いて帰った。
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はるか(プロフ) - いつまで待ったら更新されますか?終わり!じゃないですよね??良い作品なのに (2021年11月10日 3時) (レス) id: b1341da059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おくぶたえ | 作成日時:2020年2月18日 13時