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JK side



今日も、長いようで短い一日が終わろうとしている。

Aと俺は、それぞれのベッドに入って、

俺は、布団を頭まで被った。

いつもなら睡魔がすぐにやってくるのに、今日はなかなか寝付けない。




JK「なぁ、A、」

「あれ、オッパまだ起きてるんですか?」

JK「うん、眠れなくて、。」





時計の針はまもなく12のところで重なる。

秒針の音が、明かりの灯ってない暗い部屋に、不気味に響く。

なにが怖いんだ?

分からないけど、この音が怖かった。

1秒、また1秒。

とまれ、。進みたくない。




JK「嫌な、予感がする、、。」

「何言ってるんですか、笑」




少し笑ったAの声を聞くと、少しだけ安心できた気がした。




「じゃあ、オッパ、、」

JK「ん?」

「ゲームしましょうっ!」

JK「ゲーム、?」



ゲームをしようと言ってベッドからむくっと起きたAは、



「おりゃっ!」

JK「っぐぇっ!」

「あはっ!なに、ぐぇって笑」

JK「お前なー、笑」



俺の上にダイブしてきて、不意だったから変な声が出てしまった笑



「このゲーム、私が勝ったら、ひとつお願い聞いてください。」

JK「お願いってなに?」

「なんだと思います、?」

JK「え、、、」




あまりにも真剣な表情で見つめられるから、思考も止まる。

ついでに心臓までパンクしてしまいそうだ。

というか、ベッドの上でAが俺に飛びついてきて覆いかぶさったこの状況も、かなりヤバい。




「ゲームの決着が着いたら発表します。
オッパが勝てば、オッパのお願いひとつ聞きますよ。」

JK「わかったよ、。で、ゲームってどんなの?」

「ジャンケンです。」

JK「ジャンケンでいいの?」

「あ、オッパ今、私はどうせグーを出すだろうとか思ってました??」

JK「いや、さすがにそろそろ変えてくるだろ?笑」

「変えませんよ。」

JK「え、?」

「私はグーを出します。オッパはパーを出して勝ってください。」

JK「なにそれ、心理戦、?」

「さぁ、笑」




Aの顔が目の前にあって、少し俺の頭を持ち上げるか、Aの頭を引き寄せれば、すぐに唇が届く距離。

顔が少し熱くなるのを感じる。

Aの顔をよく見ると、形の良い唇に、筋の通った綺麗な鼻筋、透き通った白い肌に、真っ直ぐに俺を見つめる大きな瞳、、、

ん、?

ほんの一瞬、Aの瞳の奥が揺れた気がした。

なんだ?

Aは、なにか隠してる。

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はるか(プロフ) - いつまで待ったら更新されますか?終わり!じゃないですよね??良い作品なのに (2021年11月10日 3時) (レス) id: b1341da059 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おくぶたえ | 作成日時:2020年2月18日 13時

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