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会議室で、大体のアルバムのポイントは決まったから、
個人の作業室で案を練ってたけど、
作詞作曲のイメージが湧かないから、とりあえず体を動かそうと、いつものジムにきた。
「はぁ、はぁ、、」
なにかがおかしい。
体力がほかのメンバーに比べて足りないから、
以前から、ジムによく通っていたのだが、
体力がつくどころか、今は、落ちてる、、気がする。
今だって、こんな少し走っただけで、簡単に息が上がるような私じゃなかった。
「昨日から、調子悪い、、。」
JK「なに、?具合悪いの?」
「うぇっ!オッパ!いつから!?」
JK「うえっ!ってㅋㅋㅋ」
いつの間にか隣にいたオッパが、私の反応にケラケラと笑っている。
JK「ところで、具合悪いの?」
急に真面目な顔で話しかけられて、私の心臓が跳ねた。
「んー、大したことはないと思うんですけど、」
そう、きっと大したことはない。
ちょっと疲れてただけ。
JK「昨日さ、Aが転びそうになった時、テヒョニヒョンがさ、助けたじゃん、、?」
「ごめんなさい、
テヒョナオッパには迷惑かけたけど、、
もう、私は大丈夫だかr」
JK「そうじゃなくて、、
俺だったらよかったのに、、」
「え?」
JK「俺がAを助けてあげたかった。」
真っ直ぐ見つめるオッパの瞳に私が写りこむ。
なんだか分からないけど、胸の奥の方がきゅーって締め付けられてる感じがして苦しくなった。
これって何?
JK「好きだよ。」
好き、、
あぁ、好きなのか。
私も、好きなんだ。
この胸が締め付けられて、苦しくなる感じ。
だけどちっとも嫌じゃない。むしろ心地いい。
これが、"好き"なんだ。
でも、私たちはアイドル。
この好きは、許されるの??
「でも、私たちは、、」
JK「返事はまだ、。」
わかってる。オッパの目がそう言った。
JK「今は、まだ答えないで。」
「え、」
JK「今は、アミーが1番でしょ?」
そっと私の手を取って、甲にキスを落とすオッパの姿はまるで物語の、王子様みたいで、
思わず見とれてしまった。
JK「待つから。その時が来るまで。」
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はるか(プロフ) - いつまで待ったら更新されますか?終わり!じゃないですよね??良い作品なのに (2021年11月10日 3時) (レス) id: b1341da059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おくぶたえ | 作成日時:2020年2月18日 13時