Player~気がついたら能力者でした~

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『ではでは♪はじめのmissionは……零くんから聞いていると思うけど、1週間以内に2人をPlayer化してきて！さもなければ、貴女の首をザシュッと、ね♪』
語尾に音符が付いているのが怖い。威圧というべきか。そして、これは『不幸の手紙』と似ている気がする。私自身、不幸を相手に押し付けるのは気が進まない。でもこれは、不幸ではなく、不幸よりもさらに嫌な＿『死』。この状況、「やらなければ死 にます」と言われたら、やるに決まっている。しかも「差出人」を知っている(?)のだから。Masterの手口は【能力】などによってできており、残念ながらPlayer量産に効率が良い。
「＿わかりました、やります」
『あ、そうそう、その銃だけど、手の平どうしで挟んで、銃を撃つ真似をして当てたら、その人はPlayerになるよ！簡単でしょ！あと、【Player化】には能力でやっちゃってもイイヨ☆』
いや吹雪でどうやれと。だが、PlayerがBホールでやる用事はこれで終わりのようなので、私はBホールを後にし、教室に戻った。私にとっては何分もいた気がするが、入る前の時刻とほぼ同じだった。

教室に戻ると、遅れて怒られることもなく、1限の理科が始まった。何事もなかったかのように、授業を受けた。

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