Player~気がついたら能力者でした~

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＊(今回はルール確認の回です)

『3rd missionの全てが決まったよ！一部だけだけど、情報を流しますよん』
可愛らしい声とともに、黄色いリストバンドがピピッ、と鳴る。情報が更新されたようだ。

リストバンドとは言っても、それは腕時計の様で、時計があるべき場所にデジタル画面がある。その画面に基本的なルールが表示されている。

“ルール

このmissionは4人のチームを組んで行う。まだチームが組めていない人はこちら側が適当に組む。

ここでは他チームのメンバーとバトルしてもらう。舞台は学校。Playerになっていない人、教師などの目は気にしなくて結構。

チームでLIFEを4つ持っている。チームの誰かが戦闘不能になったり、死亡したりするとLIFEが1減る。LIFEが0になると、そのチームは脱落となる。

もし能力の攻撃で傷を負わせたり、死に至っても、気にしなくて良い。なぜなら、こちらが傷や死人を復活させるシステムを使うからだ。

初回から4人チームを組めていた人には、チームメンバーの誰か1人の能力を強化することができる。

最後に残れるのは4チーム。負けたチームメンバーは、能力とPlayerとしての記憶を失う。”

これを見たこの時は、零と2人で帰っているところだった。それを見て気になった点は私と零で違ったようだ。
「能力と記憶を失うって…負けたPlayerはもう必要ないってことかな？」
「僕が気になったのは、死に至っても気にしなくていいというところ。普通だったら罪悪感を抱くが、それはいらず、さっさと倒せってことか？」
私達は、互いの気になっていたところにも納得していた。意見が1つだけとは限られていない。

そして、これは他の2つのmissionと違うところがあった。私の推測では、はじめの2つのmissionはこのmissionの『準備』だと考えている。となると、これが『本番』なのだろうか＿Masterの考えていることが何もわからない。

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