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＊
誰だっけ……
見てすぐは分からなかった。だけど、琳の言葉で分かった。
「美紅、あれMasterに似てねーか？」
Masterだ。思い出した。揺れる水色の髪は、Masterそっくりだった。
「本当だ。というか、本人じゃないの？」
「んなわけないだろ。昼休憩、行くぞ」
半ば強制的に校舎へと連れられた。西の空が少し暗かった。
中間結果は、3組属する青チームが優勢だった。私達の赤チームは暫定2位。みんなが黙々と弁当を食べる中、クラスの中心的存在の
「お前らこのままでいいのかよ！青に負けているんだぜ？もっと気合い入れろよ！」
テニス部所属の彼は、ガチ勢のようだった。だが、午前中に競技と応援で疲れ果て、しかも灼熱の太陽が身体を照りつける。こんな中、元気に気合いなんて出せない。だがみんな空気を読んで「おー」と言っている。ここは私も空気を読む。
午後になると、雨雲が近づいてきた。先生曰く、できるところまでやるそうだ。
午後のはじめの競技である部活対抗リレーは、やはり陸上部が1番速かった。吹奏楽部の柚子もリレー選手に選ばれ、女子の部で有終の美を飾った。
残すは色別対抗リレーとなったところで雨が降り始めた。しかし、折角だからと雨の中リレーを行うことになった。雨の中、傘を差せずに半袖で走るなんて、可哀想だと思った。
結果としては、最下位だった。バトンミスで失敗したのだ。宇都宮君はやはり悲しんでいるが、自分がリレーで走った時に、1人抜かせたことに満足しているようだ。
総合順位は青チームに続き準優勝だったが、悲しむことはなかった。終わってしまったことは仕方ないのだから。
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夢詩どれみ(プロフ) - riiuさん» ありがとうございます(^ ^)タイトルには画像を使っています。 (2019年6月26日 22時) (
レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 凄いですね…！！所で、タイトルの文字ってどうすればそんな風に出来るんですか？ (2019年6月26日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
夢詩どれみ(プロフ) - さぬきさん» ご指摘ありがとうございます！書き直します！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します、学園モノ好きなので、とても面白いです！3点リーダーを2の倍数セット使うと小説っぽくなりますよ、これからも頑張ってください！ (2019年5月7日 17時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - 篝雫ーカガリシズクさん» いえいえ！こちらこそ読んで頂きありがとうございます！ (2019年3月25日 9時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢詩どれみ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月11日 9時
