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「先生……何してるんですか」
「高須さん、まだいたのね」
「第2講義室に何か用事なんですか」
私にはなぜそこを見つめているのかが分からなかった。講義室は会議室と違い、会議はしない。実験の考察をするのが多いのだ。佐伯先生は一つ大きなため息をつき、「話すしかないのかな」と言う。

「私も昔、この学校に通っていた。そして、私のクラスメイトに神童と呼ばれていた人がいた。彼は持病で声が出せないんだけど、みんないい人だったから普通のクラスメイトとして接せていた」
「そうなんですか」

何の意味もない返事を1つした。佐伯先生の話はこれで終わりではないはずだ。

「彼は今何をしているか知らない。だけど、この第2講義室にいるという情報を得た。それが嘘かまことかは分からないけど」
「なら先生……扉開けたらどうですか」
「鍵がかかってるの」

そして今気づいたが_この部屋はガラスが透明ではなく、部屋の様子を見ることができない。普通の部屋は透明なガラスが付いているはずだ。

すると、私と先生の近くに1人の生徒が来た。上履きの色から推測するに3年生だ。
「佐伯先生何やっているんですか」
「望月さんか、こんにちは。第2講義室に誰かがいるんじゃないか、という話を高須さんとしていたの」
「あーそれね。実際いますよ。気になるなら開ければいいかと」
望月さんが扉を開けようとすると、なぜか扉が開いた。

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設定タグ:学園×能力(×ミステリ) , 市販書き(一次創作) , オリジナル作品
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夢詩どれみ(プロフ) - riiuさん» ありがとうございます(^ ^)タイトルには画像を使っています。 (2019年6月26日 22時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 凄いですね…!!所で、タイトルの文字ってどうすればそんな風に出来るんですか? (2019年6月26日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
夢詩どれみ(プロフ) - さぬきさん» ご指摘ありがとうございます!書き直します! (2019年5月7日 18時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します、学園モノ好きなので、とても面白いです!3点リーダーを2の倍数セット使うと小説っぽくなりますよ、これからも頑張ってください! (2019年5月7日 17時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - 篝雫ーカガリシズクさん» いえいえ!こちらこそ読んで頂きありがとうございます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢詩どれみ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年2月11日 9時

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