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私には、その理由がわからなかった。自分の能力が心を読む能力だったら良かったなぁ、と思ったくらいだ。すると、零が私の耳元で囁く。
「蓮華はかなりの恋愛体質でな。蓮華が僕を好きと思っているのは学年の殆どが知っている。僕はあまり……蓮華に興味はないんだけどね」

「高須、何やってるの」
その豹変した顔のまま、低い声で言う。しかも、さっきまでしていたさん付けをしなかった。
「でも、零g」
「問答無用!!」
でも零がやってきたから。園川さんは反論を寄せ付けなかった。
「今日はいいわ。覚悟しておきなさい、高須」
そう言い残して、零と園川さんは教室へと戻っていった。1人になった私は、自分の教室で柚子や小春と話した。

「そういえば柚子って彼氏いたよね」
柚子の彼氏は小学校が同じ人らしい。現在は有名な男子校に通っており、ほぼ毎日メッセージでやりとりしているとか。
「うん、そうだよ。賢いしイケメンだし、自慢の彼氏だよ」
「私も彼氏さんの写真を見たけど、一目惚れしそうだったな」
「そんなに格好いいんだ。今度、見てみたいな」
小春が言うということは、相当なイケメンなのだろう。
「柚子、そんなに素敵な人なら、その人モテてたんじゃない?運よく彼氏が柚子のこと、好きだったとか?」
柚子はこの学校でモテている方だが、彼氏がいると聞いて諦めている人がほとんどだ。
「いや、違う。好きになったのは私からだし、告白したのも私からだよ」
行動力があるとはいえ、告白となれば、緊張がつきまとうだろう。

「教えてあげる_」
柚子は深呼吸をして、準備を整える。それに対して、私と小春は、聞く準備をする。

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設定タグ:学園×能力(×ミステリ) , 市販書き(一次創作) , オリジナル作品
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夢詩どれみ(プロフ) - riiuさん» ありがとうございます(^ ^)タイトルには画像を使っています。 (2019年6月26日 22時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 凄いですね…!!所で、タイトルの文字ってどうすればそんな風に出来るんですか? (2019年6月26日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
夢詩どれみ(プロフ) - さぬきさん» ご指摘ありがとうございます!書き直します! (2019年5月7日 18時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します、学園モノ好きなので、とても面白いです!3点リーダーを2の倍数セット使うと小説っぽくなりますよ、これからも頑張ってください! (2019年5月7日 17時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - 篝雫ーカガリシズクさん» いえいえ!こちらこそ読んで頂きありがとうございます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢詩どれみ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年2月11日 9時

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