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「実は、僕とチームを組みたいと言っている人が美紅のほかに1人いるんだ。今からその人と会うから、美紅も付いてきてくれないか?」
「いいけど」
私は零のあとについていく。朝休みの廊下は、学校に来たばっかりの人や、他クラスの人と話したい人達のお喋りが聞こえ、騒がしい。3年1組の教室まで着くと、その人が現れる。他学年にも関わらず、知っている人_ではあるが相手は私のことを知らない。私はその人の名前を言う。
「園川……さん?」
「零、おはよっ。あ、私の知らない人だね… 私は、
「高須美紅。よろしく、園川さん」
確か3人チームだったから園川さんと零と私とで組むのだろうか。と思うと、園川さんが口を開く。
「んで?零はこの子と私とで組めと?」
「そうだけど」
「でも、高須さんと私は初対面よ?その人を信頼しろと?」
「蓮華は僕を信頼してるだろ?また、美紅も僕を信頼している。僕を間に挟んで、仲良くなれば嬉しい」
いわゆる、友達の友達は友達、とのことだろうか。友達が増えることは私にとって嬉しいのだが、園川さんのことは生徒会副会長とだけで、残りは何も知らない。友達になったとしても、まずは互いのことを知ることから始めないと。
「ところで、高須さん。零とは、どんな関係?」
「幼馴染だけど」
その言葉を言った途端、園川さんの表情が豹変した。
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夢詩どれみ(プロフ) - riiuさん» ありがとうございます(^ ^)タイトルには画像を使っています。 (2019年6月26日 22時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 凄いですね…!!所で、タイトルの文字ってどうすればそんな風に出来るんですか? (2019年6月26日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
夢詩どれみ(プロフ) - さぬきさん» ご指摘ありがとうございます!書き直します! (2019年5月7日 18時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき(プロフ) - 失礼します、学園モノ好きなので、とても面白いです!3点リーダーを2の倍数セット使うと小説っぽくなりますよ、これからも頑張ってください! (2019年5月7日 17時) (レス) id: 640a4ce08b (このIDを非表示/違反報告)
秋桜うさぎ(プロフ) - 篝雫ーカガリシズクさん» いえいえ!こちらこそ読んで頂きありがとうございます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: a076833f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢詩どれみ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年2月11日 9時