君が求めるロマンスを夢見て【∞】 (ページ5)

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出欠簿には学籍番号と名前を書かなければいけないんだけど

逆を言えばそれさえすれば出席になるシステムで

なのに無駄にこだわって色ペンで書いたり絵文字を書く人もいて

回ってくるそれを見るのがちょっと楽しみだったりする

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倉「A俺の名前書いといてー」

「あなたの名前漢字で書けないけども」

倉「嘘やろ？」

「おおくらたつよし」

倉「いや間違うてるし、しかも全部平仮名やし！」

「自分で書きやがれ」

安「早よ回してもらっていい？」

「あぁごめん」

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早くって言うから急いで自分の名前書いて渡したのに

謎に自分の漢字を書き間違える章ちゃん

そしてそんな面白くないのにそれに対してめっちゃ笑う丸ちゃん

まぁなんだかんだ気の抜けた三人からの独特なダル絡みは悪くないものです

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安「はいまるお待たせ」

丸「はーい。…お、桜子ちゃん今日もピンクで書いてるやん！」

「毎回だけどマイメン感出すのやめてもらっていい？関わりないのに」

丸「ええやん！俺もオレンジで書くし」

倉「いや桜子ちゃんやからピンクで成り立つねん」

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こんな感じで先生に注意されたりされなかったりしながら

朝イチの授業も元気にみんなで受けまして

そんな日常のルーティーンに変化が訪れるのは

この日の3限のお話なのです

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