君が求めるロマンスを夢見て【∞】 (ページ4)

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丸「おっはよー！」

「おはー」

安「まるおはよぉ」

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授業が始まる4分前に現れた元気印の丸ちゃん

元気すぎてだるいくらい元気でだるいけど面白い人

そしていつもはたつと一緒に来るのに今日はなぜか一人

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「くららは？」

丸「いつも改札で合流すんねんけどおらんかってん」

安「シンプルに寝坊ちゃう？」

「だね」

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もうほとんどの学生が席についていて

先生も黒板に今日の範囲を書いた後、出欠簿を回し始めた

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それからすぐにチャイムの音が教室に鳴り響く

それとほぼ同時の出来事だった

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倉「セーーーーーーフｯ！！セーフ！！！」

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ギリアウトくらいなタイミングなのにうるせぇ大倉くん入室

先生含めほぼ全員の視線が入口の方向を向く

やべっ、みたいな顔しながらもおかまいなしにこっちに歩いてくるたつ

マジで友達やめたい

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倉「おはよ！おはよおはよ！」

「ねぇマジやめてくんない？」

安「ほんまやで(笑)」

丸「ははっ、おはよ大倉」

倉「もっと歓迎してくれへん？萎えるねんけど」

「こっちのセリフなんだけど」

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ちょっと唇をとがらせてすねながら荷物をおくと

私の隣にドシンと座るたつ

それからリュックをガサゴソと漁り、教科書を探し始める

ガチでやかましくて困る

その後机に取り出された緑色のペンケースを見つめていると

先頭から回り始めた出欠簿は、気づいたら私たちの列まで回ってきていた

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