君が求めるロマンスを夢見て【∞】 (ページ20)

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倉「信ちゃーん」

村「おー、お疲れさん」

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たつの声に振り向いた村上くん

自分が座っている場所から後ろ二つの机を取っといてくれて

私たちが向かってくるのをみて、自分の荷物を回収している

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丸「今日裕ちんおらんの？」

村「朝風邪ひいたって連絡きとったわ」

安「ええ、大丈夫なんかな一人暮らしやんな」

村「んまー、死んだりはせんやろ」

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なんだ、横山くんいないんだ

みんなにバレないように、小さくため息をつく

いつもこのメンツで授業を受ける時、私の前は横山くんだから

いないと見晴らしがよくて落ち着かなくて

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そういえば、今日は一度も返信がきてなかったな

村上くんぼっちや～とからかうたつの声を聞きながら

もう一度画面を開くも、通知は0件

大丈夫かな、横山くん

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…って、

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「なにをそんなに気にしてんの！私は！！」

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倉「…え？」

安「A、どないしたん急に(笑)」

村「えらい心の声おっきめやったな」

「え、あ、いや、」

「う”う”ん、ご、ごめん」

倉「怖いわぁ、やめてやほんま」

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たつに怪訝な目で見られつつ

村上くんと章ちゃんに笑われつつ

心を落ち着かせ、迎えた3限

ああ、最近の自分は自分でもおかしいと感じるほど

横山くんに揺さぶられている気がする

しかも勝手に

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もしかして私、心のどこかで

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“ 横山くんは私のことが好き ”

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なんて

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本当に思い込んでいるのかも

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