君が求めるロマンスを夢見て【∞】 (ページ13)

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そうして迎えたお昼休み

なんだかやらしい目でこちらを見てくるたつ

…と丸ちゃんと章ちゃん

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「…ねえなに？早く食べなよ」

安「いや～、だって、なぁ？」

倉「もうあんなん黒やん」

丸「俺には見えるわ、桜が吹雪いてんのが」

「いつにも増して鬱陶しいねあんたたち」

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別になんのことが言いたいのかは分かってる

けど

絶対この人たちが想像してるようなものじゃないし

視線感じてご飯にも集中できないし

なんだこれ

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「もう！見ないでよ！！食べづらい！！！」

倉「ほな自分でなんも思わんの？」

「何が？」

倉「さっきの横山くん」

倉「Aと俺らいつも一緒におんねんから俺らに言えばええやん」

安「それをわざわざAを呼び止めて言うてたしさぁ」

丸「俺らからすると引っかかりポイントやねんなぁ」

「そんなこと私に言われても困る」

倉「どう感じたかって話よ」

「驚いたよ普通に」

「終わり」

安「多少なりとも感じるものがあったんちゃう？」

「どんな？」

丸「あー、あの噂ほんまやってんなぁとか」

「私のことを本当に知ってたのは確かに疑問だけど」

「それで好きとはならないでしょ」

倉「やだやだ、頭固いわあほんま」

「今日うざすぎるな？？」

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今までの経験上、自分は鈍感ではない方だと思ってる

相手から好意を持たれていたら、分かると思うし

今回のこともみんなはそう思ってるのかもしれないし

横山くんには確かに違和感も感じたけど

慎ましく生きていたいの

恥ずかしい思いなんてしたくないじゃんか

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