君が求めるロマンスを夢見て【∞】 (ページ11)

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もうすぐ授業が始まるというのに、大盛り上がりしている三人

…と、取り残される二人

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倉「こない仲良かったん？俺も気まずいねんけど」

「私はむしろありがたいけどね」

倉「それもう意識してもうてるやん」

「いやうるさ。私の立場だったらどう？」

倉「俺やったらもう好きやと思う」

「チョロすぎてキモい」

倉「言い過ぎやろ」

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どう考えても話に入れない私たちを差し置いて

談笑を楽しむ三人を横目にたつと話していると

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村「おはよーさん」

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突如現れたまた知らない男の子

どうやら横山くんの仲間らしく挨拶を交わしている

そして驚いたことに

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倉「…え！？信ちゃんやん！！」

村「おー、大倉やん久しいな」

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たつの仲間でもあったようで

私は取り残される一人になってしまった

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そのまま授業が始まり、ざわついた教室の中一人みんなことを眺めていると

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横「ぇっと、、」

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横「Aちゃん、やんな？」

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「……え！？あ、そ、そう、、ですけど、、」

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突然会話の矛先を向けられ、まぬけな声を出してしまった

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倉「ぼーっとしすぎやろ(笑)」

「み、見てたんだよ！みんながしゃべってるの！」

安「ごめんごめん、取り残してもうてたな」

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バカにしてくるたつに対し、眉を下げてナデナデしてくれる章ちゃん

一方

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村「あれー、なんで名前知ってんねやろ？」

横「おま、うるさいねんほんま」

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これ以上ないほど悪い顔の村上くんとやらに問いかけられ

反論して顔を手で覆った横山くんの耳は真っ赤で

その光景は、妙に私の頭の中に残るものになった

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