ギンガだんが しょうぶを しかけてきた! ページ43
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「今、ギンガ団は発電所を占領して外部から入れないようにされています」
「正面突破できない訳だね」
「でも、発電所のキーを花畑にいる仲間が持っているようなんです。そいつらから奪えば、あの子のお父さんを助け出せるはずです!」
「うん。じゃあこの先にいるギンガ団からキーを取り返す事が第一優先だね」
コウキ君から現在持っている情報を共有して貰い、状況を把握する。
ギンガ団の誰が持っているかまでは分からないけど、キーを取り返して発電所に入る。
発電所の中にもギンガ団はいるはずだから、キーを取り返したら突破という訳では無い。
「……よし、行こう」
「はい!」
小道を進み、花畑へ到着する。
そこに広がったのは、花畑には異質な格好をした人達……2人のギンガ団が一人の男性を責め立てている所だった。
「さあ! 黙って甘いミツを全部寄越せ!」
「そうだ! ギンガ団は沢山のポケモンをおびき寄せるために、それを必要としている!」
なんて迷惑な人達なんだ……!
そう思っていると、私達の足音に反応したのかギンガ団はこちらを振り返った。
「おい! なんかいるぜ? どうする?」
「うむ、誰かを呼ばれると面倒だ……。まあいい、コテンパンにすりゃいいだけの話だろ!」
そう言ってギンガ団はボールを投げた。バトル開始だ!
ボールから出てきたのはやはり見た事の無いポケモンだ。すぐに図鑑を出してポケモンを調べる。
「……スカンプーって言うのね」
毒タイプ……ますますロケット団を思い出してしまう。
「女のガキは俺が相手する! お前は男のガキだ!」
「……出てきて、ムックル!」
ボールを投げ、出てきたのはムックルだ。
ムックルの技は今日の朝に把握済みである。後は私とのコンビネーションだ。
別のギンガ団を相手にしているコウキ君をチラッと見て、目の前にいるギンガ団に目を向ける。
相当自信があるのか、怪しい笑みを浮べている。
……女だからって舐めないでほしいね!
「ムックル、”つばさでうつ”攻撃!」
「スカンプー、”みだれひっかき”!」
ムックルはスカンプーの攻撃を躱しつつ、技をぶつけた。
ムックルの素早い動きに追いつけないのか、相手のスカンプーは満足に技を繰り出せないでいる。
「”でんこうせっか”よ!」
「……来たな! スカンプー、”どくガス”だ!」
突っ込んで来たムックルの顔に吹きかけられたガス。
ムックルは避けきれず、毒を吸い込んでしまった。
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恵野(プロフ) - 羽月さん» コメントありがとうございます! あ、匂わせに気づいちゃいましたか? 続編の方でちょっとしたヒントを出す予定なので、宜しければどんな過去があったのか予想してみて下さい! (2021年10月9日 23時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - え、もうめちゃくちゃ好きです!主人公は過去に何かしらあったんだなぁ程度の匂わせで、すぐには公開しないところがめっちゃ好きです! (2021年10月9日 23時) (レス) @page50 id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 黄桃さん» コメントありがとうございます! 完結なんて何十年後になるやら……(遠い目) これからもこの作品をよろしくお願いいたします…! (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
黄桃(プロフ) - この作品大好きです!完結するまで一生見ます! (2021年10月9日 14時) (レス) id: 5438a1cd42 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 恵野さん» 分かりました。お休みなさい。 (2020年3月31日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵野 | 作成日時:2020年2月17日 22時