シンオウの かせきポケモン ページ26
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「何だろう、あのポケモン……!」
自然と手はバッグに入ったポケモン図鑑を掴んだ。
あ、ポケモン図鑑なんだけど、私が持ち込んだものをナナカマド博士が手を加えてくれて、シンオウのポケモンを記録できるようにして貰ったんだ!
だからシンオウ地方のポケモンにも反応するって訳!
「ズガイドス……。あのポケモンはズガイドスって言うんだ」
図鑑説明によると、およそ1億年前のジャングルに生息していた所謂化石ポケモンだ。
シンオウにも化石ポケモンいるんだ〜。カントーにも化石ポケモンは生息していたらしく、カブト、オムナイト、プテラというポケモンの化石が見つかることがある。
一応カントー地方のポケモンはある程度見ているので、上記3体もこの目でしっかり見ているとも。神秘的な体験だったな〜。
私が生まれる前…それも大昔に生息していたポケモンを見た事を、神秘以外どう表せばいい?
「ズガイドス、ずつき!!」
「モウカザル!?」
ヒョウタさんの指示でズガイドスはずつき攻撃をしかけた。そして、モウカザルに直撃した。
そのパワーは、図鑑の説明で樹木を頭蓋骨でへし折っていたとあったように、とても強力なものだった。
あまりの迫力にひるんでしまったのか、コウキ君のモウカザルは動けなかった。その隙をヒョウタさんが見逃すわけがない。
「どんどんいくよ、ズガイドス!」
「負けない……モウカザル、マッハパンチ!」
”マッハパンチ”についてなのだが、コウキ君によるとどうやらモウカザルに進化したときに覚えたらしい。
チラッとヒコザルを見ると、姿が変わろうと兄であることを認識出来ているのか、キラキラとした表情でモウカザルを見つめていた。
もしかしたら近いうちにヒコザルも覚えるかもしれないね。
そうヒコザルに問いかけると嬉しそうに返事をした。
その様子にクスッと笑みが零れた。
「見ておいて、コリンク、ヒコザル。次に戦うのは私達だよ」
私の肩に乗っていたヒコザルは頑張るぞ!と言った気合いのこもった声で返事をした。
対するコリンクは、小さくそれでも隠しきれないバトルへの闘争心がこもった声で返事をした。
___そして、ジムチャレンジはコウキ君の勝利で幕を閉じた。
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10/1
前話と一部内容が被っていたので加筆修正
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あ! やせいの ポケモンが とびだしてきた!→←ちょうせんしゃ コウキ
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恵野(プロフ) - 羽月さん» コメントありがとうございます! あ、匂わせに気づいちゃいましたか? 続編の方でちょっとしたヒントを出す予定なので、宜しければどんな過去があったのか予想してみて下さい! (2021年10月9日 23時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - え、もうめちゃくちゃ好きです!主人公は過去に何かしらあったんだなぁ程度の匂わせで、すぐには公開しないところがめっちゃ好きです! (2021年10月9日 23時) (レス) @page50 id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 黄桃さん» コメントありがとうございます! 完結なんて何十年後になるやら……(遠い目) これからもこの作品をよろしくお願いいたします…! (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
黄桃(プロフ) - この作品大好きです!完結するまで一生見ます! (2021年10月9日 14時) (レス) id: 5438a1cd42 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 恵野さん» 分かりました。お休みなさい。 (2020年3月31日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵野 | 作成日時:2020年2月17日 22時