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しんじんトレーナー コウキ ページ21

「あ、名乗ってなかったですよね。ボクは『コウキ』って言います!」

「君がコウキ君か!ヒカリちゃんとナナカマド博士から聞いてるよ。私はA。よろしくね」


互いに握手をし、自己紹介をする。
彼が、ヒカリちゃんとナナカマド博士が言っていた新人トレーナーの一人、コウキ君だ。
ヒカリちゃんと同い年らしい。


「しかし、まさか私のヒコザルにお兄さんがいたとは……」

「博士が言うには、双子の兄弟みたいですよ」


ポケモンも私達人間と同じように、同じポケモンでも見た目に差があるような所があるらしく、自分のポケモンがどちらなのかすぐに分かっていた。
が、流石双子だと言うべきか。この双子ちゃん(ヒコザル)はわかりにくい。


「しかし、兄弟か〜」

「兄弟がいるんですか?」

「ううん、故郷の幼馴染みの事を思い出してね」


……誰のことかというと、カントー地方を出る前に会えなかったもう一人の幼馴染みの事だ。
彼奴は上に『ナナミ』という名前のお姉さんがいるので、弟という立場だ。
自分のヒコザルが弟だと言うこともあって何故か彼奴の顔が浮かんだ。
聞いた話では、トキワジムのジムリーダーに就任したらしいけど…。まさかジムリーダーになっていたとは。


「Aさんはシンオウ地方出身じゃないんですか?」

「うん。私カントー地方出身なんだ」

「カントー地方!?遠い所から来たんですね……!」


カントー地方とシンオウ地方はかなり距離が離れている。
だが、故郷のお隣であるジョウト地方とは何かしら関係があるらしい。ミオシティの図書館で見た書物にそう記されていた。


「やっぱり、ジム制覇でシンオウ地方(ここ)へ?」

「いや、ただの地方巡りだよ」

「地方巡り……!面白そうですね!」

「そうなの。オーキド博士の紹介でシンオウ地方に来たんだけど、ナナカマド博士からジムに挑戦しないかって言われて…。折角来たんだしジムに挑戦してみるつもり」


そう。
最初はジムに挑戦する気はなかったのだ。
でもカントー地方では8つ全てのジムを制覇してるし、自分の実力が他地方に通用するかどうかは気になるものだ。


「ボクもジムに挑戦するんです!あ、良かったら一緒にクロガネシティに行きませんか?」

「いいの?なら同行させて貰おうかな」


こうしてコウキ君と一緒にクロガネシティに向かう事になった。

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恵野(プロフ) - 羽月さん» コメントありがとうございます! あ、匂わせに気づいちゃいましたか? 続編の方でちょっとしたヒントを出す予定なので、宜しければどんな過去があったのか予想してみて下さい! (2021年10月9日 23時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - え、もうめちゃくちゃ好きです!主人公は過去に何かしらあったんだなぁ程度の匂わせで、すぐには公開しないところがめっちゃ好きです! (2021年10月9日 23時) (レス) @page50 id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 黄桃さん» コメントありがとうございます! 完結なんて何十年後になるやら……(遠い目) これからもこの作品をよろしくお願いいたします…! (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
黄桃(プロフ) - この作品大好きです!完結するまで一生見ます! (2021年10月9日 14時) (レス) id: 5438a1cd42 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 恵野さん» 分かりました。お休みなさい。 (2020年3月31日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恵野 | 作成日時:2020年2月17日 22時

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