きみにきめた! ページ13
「…私、この子にします!」
そう言って、選んだのは。
「こざるポケモンの『ヒコザル』でいいのかな?」
「はい!」
ナナカマド博士の言葉に返事をすると、何かが私の肩へ登ってきた。
その主は…
「わあぁ…っ、ヒコザル…っ」
登ってきたのはヒコザルだったようで、私が名前を呼ぶと可愛らしい声で返事した。
「Aさんって、ポケモンとすぐ仲良くなれちゃうんですね!」
「確かオーキドもそんな事を言っていたな」
「そ、そうですかね…?」
ヒカリちゃんとナナカマド博士の言葉にヒコザルを撫でながら返事をする。
そういえば、レッドとグリーンも似たようなこと言ってたな…。
『ボクのピカチュウ、Aに撫でられるの好きみたい』
『お前、ポケモン誑しなんじゃね?』
レッドはいいとして、グリーンは完全に馬鹿にしていたでしょ…。
そんなんだったら困るよ!?
「所で、君はジムバッジ8つ持っていると聞いたが…。カントー地方のポケモンリーグに参加しなかったらしいな」
「はい。別に私はチャンピオンになりたかったわけじゃないので」
「ふむ…。バッジ8つなど中々とれるものではないのに、勿体ない」
「あっはは…」
どうやらナナカマド博士は、オーキド博士から私について少し聞いているようだ。
「どうだ?ヒカリとバトルしてみんか?」
「え?」
「え?」
ナナカマド博士の言葉に私とヒカリちゃんは同時に声を漏らす。
…何て言った?ば、バトル?
「そ、そんな…っ。私、ポケモン勝負は得意じゃ…」
「カントー地方のジムバッジ8つ持っていながら何を言う。その実力、見てみたい」
「うぅ…」
ナナカマド博士の言葉には流石に反抗できず、渋々了承する。
***
外に出る。
研究所の裏にはバトルフィールドがあり、そこで戦う事に。
審判は博士が行ってくださるようだ。
「よろしくね、ヒカリちゃん」
「はい!こちらこそ、よろしくお願いしますっ、Aさん!」
互いにそう言い合い、位置に着く。
そして、先程から私の肩に乗っていたヒコザルの頭に触れる。
「さあ、初めてのバトルだよ。貴方の実力、見せてね!」
「いけ!ヒコザル!!」と、声を出す。
ヒコザルは返事をして、フィールドに向かって私の肩から飛び降りた。
はつバトル→←さあ! どの ポケモンに するのか えらびたまえ
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恵野(プロフ) - 羽月さん» コメントありがとうございます! あ、匂わせに気づいちゃいましたか? 続編の方でちょっとしたヒントを出す予定なので、宜しければどんな過去があったのか予想してみて下さい! (2021年10月9日 23時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - え、もうめちゃくちゃ好きです!主人公は過去に何かしらあったんだなぁ程度の匂わせで、すぐには公開しないところがめっちゃ好きです! (2021年10月9日 23時) (レス) @page50 id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 黄桃さん» コメントありがとうございます! 完結なんて何十年後になるやら……(遠い目) これからもこの作品をよろしくお願いいたします…! (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1b995d487b (このIDを非表示/違反報告)
黄桃(プロフ) - この作品大好きです!完結するまで一生見ます! (2021年10月9日 14時) (レス) id: 5438a1cd42 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 恵野さん» 分かりました。お休みなさい。 (2020年3月31日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵野 | 作成日時:2020年2月17日 22時