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『さっき話してたのって、誰なんですか？』
…忘れた頃に、想太がふらっと発言して、
何でか知らないけど身構える自分が居る。
「あ〜、はやちゃん？幼馴染！」
『里紗、幼馴染なんて居たっけ？』
「うん！でも10年ぶりくらいに会ったからさ、
おっきくなってて、かっこよくなっててびっくりしたよ〜」
…なんて言って、楽しそうにハイボールを飲む、
里紗を見る。
『幼馴染、何歳なんですか？』
「えーっと、今23かな？」
『は？』
『だから大輝くん、顔が怖いって！』
てっきり、もっと若いのかと思ったら。
23歳なんて聞いて正直ビビる。
いや、23も若いけどさ。
「何よ大輝、文句あんの？」
『別に何にも』
「ふーん」
少し頬を染めて、俺に突っかかる里紗が、
何だかいつもと違うように見えて。
それは、俺が幼馴染のことを聞いたから？
だから、いつもより頬が赤く見えんの？
もしかして、そいつのこと好きだったりすんの？
ていうか寧ろ、その"はやちゃん"とか言うやつも。
里紗に気が合ったりすんじゃないの？
想太と里紗が楽しそうに話している会話も入ってこない。
だから、気付かなかった。
『大輝くん、里紗ちゃん寝そうなんすけど』
想太って、里紗のこと名字で呼んでなかったっけ？
…ていうかそれより。
「眠くて死にそう」
『ちょっと待って今寝たら死ぬから！』
どっかの映画みたいな会話を繰り返す想太と、
里紗を何とかしないと、まじでヤバい。
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あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (
レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月24日 0時
