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その瞬間。
鳴り響いたiPhoneの音。
怪訝そうな顔をして電話に出た大輝の電話越しは、
なんだか騒がしい。
『もしもし大輝くん！？忘れ物見つかりました！？
二次会の場所LINEするんで早く来てください！！！！』
静かなフロアに電話越しの花村くんの声は似合わなくて。
何だか笑ってしまう。
『…うるせー、今から行くわ』
ぷつり、と電話を切った大輝が、
はあ、と盛大なため息をついた。
「飲み会だったの？」
『そ、戻るわ。用も済んだし』
「ごめんね、ありがとう！」
わざわざ、私のために戻ってきてくれたのかな。
聞いてみたかったけどそれは何だか聞けなかった。
『あんま無理しないように、ちゃんと食べなよ』
「うん、ありがと」
笑った顔は、いつもの大輝の顔だった。
だから余計、戸惑ってしまう。
あの真剣な目も、私の髪に触れた手も。
お酒が入ってたからかもしれない。
ただ、大輝が言いかけた言葉の先が気になる。
だけど、それを聞くのは、ちょっとだけ怖い。
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あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (
レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月24日 0時
