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『乾杯』
「かんぱーい」
ワイングラスをぶつければ、
デリバリーしたピザもお洒落に見える。
「おいひい！」
『言えてないけど！笑』
金曜日だからか、気分も浮ついていて。
それは大輝も同じなのか、ワインも進む。
「最近、見かけないと思ったら外出ばっかりだったんだね」
『そー、忙しいよ』
「お疲れ様、さあ飲んで飲んで！」
『これ俺のワインだしついでに俺の家なの分かってます？』
…楽しい。
やっぱり、大輝と居ると、楽だ。
最初、謎に緊張してたのが嘘みたいに、
ここが自分の家みたいに、落ち着く。
ガラステーブル、私の右隣に座る大輝の横顔を、
じーっと見つめてみれば。
『何、』
「何で彼女出来ないのかなって分析してた」
『今すぐ追い出すよ？』
「…こわ〜」
大輝に彼女が出来たら、こんなふうに家に行くことも
きっと無いんだろうなあ。とか。
今回はたまたま家に入れてもらったけど、
もうこんな機会も無いのかなあ、とか。
同期って関係性が難しいなあ、とか。
『おつまみ、ってほどでもないけど』
ピザを食べ終えて、冷蔵庫から出てきたのは、
有名店のチョコブラウニー。
「…何でこんな冷蔵庫からおしゃれなもんばっか出てくんの！？」
『何で半ギレなんだよ、貰ったの！』
私の冷蔵庫の中を見せてあげたいよ。ほんと。
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あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (
レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月24日 0時
