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『まあいいや、俺そろそろ寝るわ』
「寝るってもう朝だけど！」
『ちょっと仕事してたんだよ、おやすみ』
「…おやすみ、迷惑かけちゃってごめんね、ありがと」
プツリ、電話が切れたあと。
スリープモードになっていたパソコンを閉じて、
ベッドに倒れ込んだ。
"…まあまあ、可愛かったから安心して"
なんて、俺は何を言っちゃってんの。
…
『乗れる？』
「うん、だいじょうぶ」
想太が呼んでくれたタクシーに乗って、
半分眠りかけの里紗の家まで向かう。
ぐらぐら揺れて、窓ガラスに頭をぶつける里紗を、
危ないし、なんて理由で引き寄せれば。
「ありがと、大輝」
そんな風に言ってふにゃり、笑うから。
『…猫みたいだね』
「わがままってこと？」
『いやそこまでは言ってないから！笑』
ムッとした顔をしたかと思えば、
俺の肩を使って気持ち良さそうに眠って。
『…やっぱ、猫みたい』
ぽつり、また呟いたけど、夢の中の里紗には届いてない。
…あー、何か、このまま。
送り届けたくないなとか。
いっそ俺の家泊まればいいのに。とか思ってしまうから。
俺も酔ってる、多分。
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あかり(プロフ) - 。さん» はじめまして！そう言っていただけて嬉しいです！励みになります。これからも最後までお付き合いください◎ (2017年10月25日 8時) (
レス) id: 7a52df4d5b (このIDを非表示/違反報告)
。 - すごく凄く面白くて表現がとても綺麗で読んでいてきゅんって、できるような作品でとても好きです。 (2017年10月25日 0時) (レス) id: ff129d1410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかり | 作成日時：2017年9月24日 0時
