9代目のお孫さん来る！？ (ページ36)

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歓迎会 - 4 ページ36

京子「エントリーナンバー4、ビアンキさんです」

パスタを1束手に取り前に出るビアンキ。

ツナ「えっ、ビアンキも料理…？」

ビア「ふん。山本武なんかと一緒にしないでちょうだい」

湯の沸いた鍋に入れる……のかと思いきや、そのまま放射線状に投げた。

グサグサッ

ツナの部屋のいたるところにパスタが刺さり、場の空気が凍った。

たしかに山本とは違うが、これでは料理というより殺人だ。

リボ「新技だな。 92点」

ビア「ふふ…」

高得点をたたき出し、ビアンキは上機嫌なようだ。

ラン「ぴやああああああん」

突然、大きな泣き声が部屋に響く。

ランボの眉間にはパスタがまっすぐに刺さっていた。

いつものように頭から10年バズーカを取り出し、そのまま自分に向ける。

ズガーン

もくもくもく…

煙の向こうに立っていたのはもちろん大人ランボ。

大ラ「やれや……」

脱力した表情からサァッと血の気が引いていく。

ツナ(…？怯えてる？)

ビア「ロメオ……！！」

どこから出したのかポイズンクッキングを両手に持ったビアンキが、憎悪に満ちた表情を大人ランボに向けていた。

ツナ「ビアンキの元カレにそっくりなんだったー！」

大ラ「ひぃー！」

大急ぎで窓から逃げるランボ。それを追ってビアンキも出て行った。

ツナ「こ、こえ～～」

ハル「ご、ゴホン。えー、続きまして…」

？？「会場はここかい？」

開けっ放しの窓の縁に足をかける少年。

肩にかけた学ランが風で揺れている。