9代目のお孫さん来る！？ (ページ21)

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ハンティング - 3 ページ21

～グラウンド～

「ここまで来れば大丈夫かな」

息を整えるように深呼吸をする。

「……え？」

上から何かが落ちてきた。

人だろうか…？

「あ」

手にすっぽりおさまったその人物には見覚えがあった。

「綱吉さん？！」

名前を呼んでも返事がない。意識を失っているようだ。

雲雀「待ちなよ」

突然声をかけられびくりとする。とりあえずツナを連れて逃げるしかない。

ツナ「ん…」

「あ、起きた！からだ平気？

綱吉さん、落ちてきたんだよ」

ダッダッダッ

走る振動がツナの身体に伝わる。

ツナ「雲雀さんにぶっとばされて…

って、何この状況ー！？」

なんとツナはAにお姫様抱っこされていた。

ツナ(しかもオレ、パン一だし… 恥ずかしすぎる～)

真っ赤になるツナ。

後ろからは雲雀が追ってきているのが見える。

この体勢は許容しがたいが、ツナに自分の足で逃げ切れる自信などまるでなかった。

「このままじゃ綱吉さんも危ないし…

あ！匿ってくれそうな場所知ってるよ！」

Aの笑顔がキラリと輝く。

ツナ「？」

「筋トレ友達がいるの！きっとあの人なら頼りになるよ」

ツナ「き、筋トレ友達！？」

怪しむツナだったが、今はその筋トレ友達とやらに頼るしかなった。