７人のオオカミさん ３

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『どれもおいしー！』



俺もAも普段からよく食べるけど、今日は特にいっぱい食べた。

お祭りで売ってる食べ物って、やたら旨く感じるんだよな。







『でもさ、やっぱりわったーが作るご飯が一番好き』


出た。
こういうこと、自然にさらっと言っちゃうんだよねこのコは。



今すぐ襲っちゃいたいとこだけど、いかんせんお腹いっぱいでちょっとキツい。



Ｙ「お腹いっぱいだし、ちょっと疲れたし夜の花火の時間まで寝るか、A(笑)」

『うん。そーする』


食べてすぐ寝たら牛になるとか言うけど、今日はそんなの気にしない。

夜に向けて体力温存。






二つあるベッドのうち、窓側の方に横になると、Aも自然に隣に来る。

そして自然に俺の腕に頭を預ける。

こうやって寝るのが、俺たちとっていつもの当たり前のこと。








『今寝ちゃったら、夜寝れなくなるかな…』

Ｙ「…夜は、寝なくていんじゃない？」



髪を撫でながら言うと、Aは無言で頷いた。

無言っていうのがなんか、いろんなことを想像させる。



Ｙ「A…」

俯き加減のAの顔を上げさせて、そっとキスした。









Ｙ「今夜は寝かさないぞ」

.→←..今夜は寝かさないぞ∽Ｙ∽

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