７人のオオカミさん ３

兄さん達がいない夜 ページ1

Ｔ-side








ミツとわったーとタイスケは一泊二日のお出かけ。



お昼はわったーが作って置いてったパンとシチューを食べた。


Ｔ「A、手伝うよ」

『ありがと』


Aの皿洗いを手伝う。

『夜ご飯どうしよ。あ、お風呂掃除もしなきゃ』

主夫が１日いないと、やること増えるよねー。



Ｔ「トシヤ！風呂掃除しろ」

Ｍ「え？おれ？」

Ｔ「いいから、早く！」

Ｍ「はい！」

素直なトシくん、大好きです！






んで、夜ご飯は…っと。

Ｔ「…鍋でいんじゃない？」

『じゃあ、鍋にしよー』









というわけで、夕食の時間。

具材の並べ方とか入れる順番とか、キチキチやる兄さん達がいないので、冷蔵庫にあった肉と野菜をとりあえず適当な大きさに切ってそのまま投入〜。


２「うまっ」

Ｓ「うん、おいしー」

ほら、具材の入れ方なんてどーでもいんだよ。

ちゃんと美味しく出来ました。




２「今日はさ、一階で寝るジジイ達がいないから、リビングで夜中まで騒いでも大丈夫だね」

Ｓ「いいねー。じゃあ夜更かししてあそぼーぜ」

お、タカシとケント。
いいこと言うわ。



『私は早く寝る』

なぬ！

Ｍ「え？Aなんで？具合悪い？」

『朝早く起きてご飯の用意しなきゃいけないもん』

Ｓ「えー？」



２「ってか別にAが作らなくても良くね？」

そーだそーだ！

今日のタカシは何だか冴えてんな。


そして、俺は考えついた。


Ｔ「俺は皿洗いと夕飯作り手伝ったし、トシヤは風呂掃除したし。タカシかケントが朝飯作れ」

.→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す