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オレンジジュースが先に運ばれてきてからスマホゲームをしてるとすぐにカレーライスも運ばれてきた。
いい匂い〜と存分に嗅覚で堪能していただきますと呟いてからカレーを食べる。
「!」
うっま!
なにこれうま!めちゃくちゃ美味しい!
今まで食べたカレーの中で一番美味しいんじゃないか?
と、またすぐにカレーを運ぶ。
「〜〜〜!」
美味しい!やっぱりめちゃくちゃ美味しい!
カレーってこんな美味しくなるの?すご…。
軽い衝撃を受けつつもぐもぐと口を動かしているとカウンターに立つ安室さんと目が合ってしまった。
あ、微笑まれた。
わりと多く含んでしまったカレーのせいでまあまあ膨らんだ口元のままこちらも愛想笑いを返す。
…本当にまずいな。
さっきの事といい今といい、かなりキモイ客だと思われても仕方ないぞこれ。
カレーが美味しいのはわかったし早く食べて帰ろう。もう居た堪れない。明後日から始まる仕事のために今日明日で部屋も綺麗にしなきゃいけないし。
急げ急げと口と手の動きを加速させて早めに食事を終わらせた。
最後に残りのオレンジジュースをぐっと流し込んで伝票を持って席を立った。
・
店内には安室さんしか店員さんがいないようだからお会計をしてくれるのはもちろん安室さんだったのだが
「カレー、どうでしたか?」
「え?」
会計中のほんの短い時間。なぜか彼に話しかけられた。
「…美味しかったです」
びっ………くりしたぁ……。
こちらは色々と彼にやらかしてしまってるから会計なんてさっさと終わるもんだと思ってたのに。
「とても美味しそうに食べられていたので…って、いきなりすみません」
顔見られてたのか。恥ずかしい。私今日恥ずかしい思いしすぎじゃないか。
「いえ…。私もあの、人違いしてしまって申し訳ないです」
最初の非礼を詫びると彼は何も言わずまた何度目かの笑顔を向けた。
そして会計も終わりじゃあ、と軽く会釈をしお店を出ると少し洒落た看板が目に入った。
ここポアロっていうのか。なんか可愛い。
ご飯美味しかったし他の料理も食べてみたいな。でもまた来るなら少し時間を置いてからにしよう。
満たされたお腹で思考をふわふわさせながら歩いていたら
「あの、」
さっき別れたばかりの聞き覚えのある声に呼び止められた。
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理那(プロフ) - ありがとうございました。本当に素敵なお話でした。 (2020年7月7日 16時) (レス) id: db0db57d74 (このIDを非表示/違反報告)
かものはし子(プロフ) - お萩さん» コメントありがとうございます(*^^*)頑張っていきます! (2019年5月17日 22時) (レス) id: e4c7a737a2 (このIDを非表示/違反報告)
お萩 - わー!とっても素敵ですね!ふるやさんこわーい「棒」 これからも頑張ってください (2019年5月17日 20時) (レス) id: c0a94bdd1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かものはし子 | 作成日時:2019年5月16日 3時