# 嫉妬 ページ47
・
風雅「 15枚も使ったん 」
今日の風雅はいつもより冷たい。
いつもはただの毒舌やけど今日はなんだか冷めている。
「 あー、、あと5枚やもんな 」
風雅「 また新しいの買うん？ 」
「 買うんって、買うの駿佑やし 」
風雅「 は？払ってるのは道枝くんなん？ 」
「 うん 、なんかあかん？ 」
風雅「 お金払ったんは道枝くんやのにAちゃんが持ってるとかおかしいやん 」
「 やからさっき言ったやん、 」
これは風雅のヤキモチなのか何なのか。
風雅「 頭痛薬はなんで 」
「 普通に忘れてっただけ、いつも持ち歩いてる 」
風雅「 ハンカチも？」
「うん」
やっぱりまだ不満そう。
風雅「 … 俺にそんなん託す道枝くんも相当やな、 」
「 中身見ると思ってなかったんちゃう？ 」
風雅「いや普通みるやろ、」
「 駿佑はそういうとこあるから、しゃあない 」
そうやって好きな男の事はなんでも許すんや、へぇ
っていう風雅。
風雅「 しかもまあまあ薄いの使ってるやん、」
「 わからん、これしか売っとらんかった 」
風雅「 え、コンビニで買ったん？ 」
「うん、売ってるとこコンビニしか知らんし」
風雅は多分こう見えて私よりも大人。それなりの経験もあるんやろな。
風雅「0.03とか、うっす」
「そんなん駿佑に言ってよ」
風雅「道枝くんちゃんと付けれるん？付けれなさそうやな」
「付けれるわ、さすがにそこまで不器用ちゃう」
なんか今日の風雅はおかしい、
めっちゃ駿佑の事いじってくるし。
風雅「破れたらおしまいやん」
「なあさっきからなに？どうしたん？」
怒ってるわけじゃないけどちょっとイラッとした。
風雅「 なんかムカつくんやけど 」
「は？何が？」
風雅「やってそれなりにそういうこともしとって
お互い毎日連絡とってて、お互いの居場所とか
今日何するかとかも把握してて、
ほかの女とやってるって不安にさせんように常にAちゃんに持ち歩かせてるのに
… それで恋愛的に好きじゃないって、なんなん 」
風雅「 自分は好きでも好きになってもらえん人やっているのに贅沢すぎちゃう？ 」
風雅「 なんかAちゃんに好かれてるって言う優越感に浸ってるだけみたいやん 」
風雅「 聞いとって腹立つ 」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Hano.(プロフ) - ついにみちがきの時代が、、、、いつもキュンキュンしながら読ませてもらってます！！ (2021年9月11日 1時) (
レス) id: 274f9384a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：pi | 作成日時：2021年9月10日 14時
