.(回想) ページ8
冬の寒い日だった。
遡ること数年前。
父「絶対帰ってくるから。ラウールと2人でこの家にいるんだぞ。」
そう言ってお父さんが家を出て行ったきり帰って来なかった。
いつも行く前にココアを作ってくれた。
どんなに不安な夜でも寝れるよって。
それはその日もだったのに、私は寝れなかった。
朝方、大きな音を立てて帰ってきたのは、
fk「Aちゃん、…ただいま」
sk「これからは、俺らが守るからっ」
体中ボロボロになった辰哉と大介くんと、
ab「翔太、しっかりして、」
md「布団出す。」
亮平くんに支えられている翔太くんと慌てている涼太くんと、
放心状態の照くんだった。
「どーゆーこと、」
fk「ごめんっ、俺たち、」
辰哉が言葉を発する前に嫌な予感がして、
頭がグラグラして、
ra「お兄さん達、何があったんですか…」
ラウールの絞り出すようにして言ったその声を聞いて私は倒れた。
目を覚ました時、
大介くんが、
sk「おはよう、」
って、悲しい顔して言った。
このまま…なんて考えたらダメだけど、どうせならもうお父さん追ったほうが良かったかな、なんて思った。
皆の私を気遣うような雰囲気が逆に苦しかった。
何があったのかは、辰哉から聞いた。
fk「あの日、因縁の相手にこっちの仕事邪魔されてそのまま揉めた。大ボスは俺らと一緒に戦ってくれた…。
“若いもんに怪我させて未来失わせたくない”って言って、誰よりも必死に…。
でも、数の差は圧倒的で、俺らだって1人で数人の相手してた。阿部ちゃんもずっと車で応援呼んだり瞬時に作戦立ててくれたりしたけど、
間に合わなかった。
負けた。俺ら、負けちゃった。」
そう言って、私から背を向けて部屋を出ていった。
そっか。
いないんだ。
今の状況をただ受け入れることしか私にはできなかった。
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ひーたん(プロフ) - 美紀さん» 美紀様いつもコメントありがとうございます!!更新頑張っていきますので、よろしくお願いいたします!! (2021年1月31日 23時) (レス) id: 734df04095 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月15日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひーたん | 作成日時:2021年1月14日 17時