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ある日。
藤堂に翔太1人だけが呼び出された。
wt「藤堂様、」
同じ名字なのに、自分たちが手下だと教えるために、藤堂様、と呼べと。
1人でいることなんてなかった。
いつも隣には涼太がいた。
そうなのに。
今、自分は1人でこの目の前の男の前に立っている。
藤「あぁ、言ってなかったな。お前の名字、教えてやろうか？それから誕生日も。」
wt「え、？」
1人でいること自体、不安なことで自分を保たせるのが精いっぱいなのに、それをわかっているうえでさらに追い打ちをかけていく。
藤「お前の本当の名字は、藤堂なんかじゃねえ。…この紙にお前の戸籍が記されている。」
見るべきか。
知るべきか。
涼太と、僕が双子じゃないとしたら。
それを知った彼は僕を遠ざけるかもしれない。
でも、知りたい。そう思う気持ちが勝ってしまった。
ぱさっと落とされた紙を取ろうとすると、
wt「グハッ」
藤「ただで見せるわけねぇだろ？お前で遊ぶための罠ってことぐらい気づけよ」
そう言って、
wt「は、なして」
顔をぐっとつかむ。
翔太がそう言っても意味がないことぐらいは彼も感じていた。
藤「涼太くんを守ってあげたいなら我慢できるよね？」
左側だけ口角を上げて笑う彼に逆らう余地などなかった。
見えない場所に、日々増やされていくあざ。
耐えるほかなかった。
気づかれないように、
幻滅されないように。
涼太にばれたら、きっと彼は自分を責めるから。
心配されることがないぐらい強くなりたい、
そう思う気持ちをどこにぶつければいいのか。
何度も蹴られるたび、殴られるたび、
彼は涙を流さなかった。
それが藤堂には面白くなかった。
日に日にエスカレートしていく行為。
涼太が気づくのはいつだろうか。
翔太はそればかり気にしていた。
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ひーたん(プロフ) - 美紀さん» 美紀様いつもコメントありがとうございます！！更新頑張っていきますので、よろしくお願いいたします！！ (2021年1月31日 23時) (
レス) id: 734df04095 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月15日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーたん | 作成日時：2021年1月14日 17時
