【地縛少年花子くん】ショタコン、成仏できず。

17. ※微卑猥注意 ページ42

｢そういえば、花子くんっておっきいおっ ぱいが好きなんでしたっけ？｣


私の突拍子もない発言に花子くんはぎょっと目を剥いた。


｢えっ、普通それ掘り返す？｣

｢掘り返すも何も、私はずっとこのことについて考えてましたけど｣

｢なんでそんな気持ち悪いことさらっと言えるの……？ 自分がおかしいって分かってる……？｣

｢お、なんです花子くん、今日はいつもに増して辛辣ですねぇ｣

｢なんで嬉しそうなの……｣

｢あはは、花子くんが可愛いからですよ｣


私はこれからする本題の前置きとして楽しい雰囲気を作ったつもりだったのだが、さすがに気持ち悪すぎたらしい。花子くんは本気で引いていた。



｢それで、今回は何を企んでるの？｣

花子くんは溜息を吐いてから言った。


｢花子くんもそろそろ私のことを分かってきたみたいですねぇ。私がこういう突拍子もないことを言うときは碌でもないことを考えてるって｣

｢分かってるんだったら今回はマシなのにしてよ｣

｢大丈夫、今回は控えめですよ。ちょっと花子くんとセクハラ取引でもしようかと思っただけです｣


私がさらっと言いのけた言葉に花子くんはまたまたぎょっと目を剥く。


｢それのどこがマシなの！？｣

｢あははは！ もう本当、最近の花子くんのツッコミキレッキレですねぇ！ 可愛い上にツッコミも出来るなんて、どんだけハイスペックなショタなんですか！ 好き！｣


驚きつつも抜群のツッコミを披露してくれる花子くんが面白くて可愛くて、私はお腹を抱えて笑った。

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