幼馴染みCと転校生S【青】【桃】

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青葉ころん視点＿＿＿＿








次の日の朝





いつもと変わらずにAと一緒に登校する








「…」


『…』








いつもはくだらない会話ばっかしてるのに、昨日のこともあり2人の間に沈黙が流れる




はやく謝らなきゃ…





「あ、あのさ…昨日のことなんだけど…」








僕はか細い声で話しかけた








「ほんとにごめん…たくさん迷惑かけて…」


『…全然大丈夫、謝らないで
…もう身体は大丈夫なの？』


「うん、おかげさまで」


『ならよかった』









そのあとにまた沈黙が流れる






いやまって気まずいんですけど()





そんなときだった
Aが衝撃的なことを聞いてきた





“ころんって好きな人いるの？”





「へ！？」


『いや、昨日私に“好き”って…』







ん”ん”！？！？







僕はAにバレないところで焦っていた







『あ、でもその“好き”って友達とか幼馴染みとしてでしょ？
なら異性としての“好き”っているのかな〜って』







あ〜…ね？








“幼馴染みとしてじゃなくて異性として、Aのことが好きなんだよ”
なんて言えるはずもなく、僕は次々と嘘を吐く








「好きな人なんているわけないでしょ」


「Aのことは妹だと思ってるから」


「強いて言うならAより可愛くて優しい女の子かな」


『うん、殴っていい？』


「wwww」









いつもの雰囲気に戻ったところで校門をくぐる

そこで僕たちは遠くの方にさとみくんのことを見つけた








『あ、さとみくんだ』







彼の方に向く視線
Aは僕の隣を離れ、彼のところへ駆け寄る

遠くからでもわかる…話してるときの楽しそうな顔






あーあ
そんな楽しそうな顔しちゃって
さとみくんも最近、Aの前でだと様子おかしいし
できてるんじゃないの？あの2人







なんて考えては“いやありえない、違う”と首を横にふる









A…僕のことも見てよ

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