幼馴染みCと転校生S【青】【桃】

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A視点＿＿＿＿









寝てなさいって言ったのに、数分でキッチンに入ってきたころん
”水が飲みたい“と言ってきたので水を渡し、私は再びおかゆを作り始めた






えーっと、これをこっちにいれて…





ころんが風邪を引いたのは小学生以来
まだ何もできなかったあのころとは違って、今はある程度のことはできる







なんか大人になったな〜私((









「A〜…」









水を飲み終えたころんが名前を呼んできた








『どしたの？まだ水飲む？』


「…いらない」


『じゃあベッド戻って寝てな』


「嫌だ…」


『寝ないと治らないよ？』


「…別にいいもんっ」









わがまま言っちゃって…私はお母さんじゃありません()




そのあとも何回か寝るように言ったはものの、いっこうにキッチンから出ようとしない





どうしちゃったのさ…









『ん〜…わかった
あと少しでおかゆできるから、食べたら薬飲んで寝るんだよ？できるまではここいていいから』


「…うん」







仕方なく、ころんをそのままにしおかゆを手早く作り始める

風邪にきくと言われているしょうがを包丁で切っているときだった







ｷﾞｭｯ







『…！？』








後ろからころんに抱きつかれた
いわゆるバックハグ






どしたどした









『ちょ、包丁使ってて危ないから離れて』


「嫌だ」


『なんで』


「嫌だから」








離すどころか、さらに力を入れてくる






会話になってないですよころんさん
離れてください…！









『ったく…おかゆ作れないじゃん…』


「嫌だぁ、Aの作ったおかゆ食べたい」


『じゃあ離れて』


「このまま作って」


『このわがまま星人が』()








私は仕方なくこのまま作り始めた









。.:*:・'°☆。.:*:・'°☆









やっとの思いで完成したおかゆ

いまだに私にくっついてるころんをテーブルまで引きずり、椅子に座らせる









『ほらできたよ、どーぞ』


「いただきま〜す」









食べる気力はあるらしく、ぱくぱくと食べ進める





そういえば、さっき抱きつかれたときめちゃめちゃ体温高く感じたな…それに今も顔赤いし…
熱上がってるんじゃないの？？








色々考えていると、気づいたら食べ終わって満足そうにしているころん

今朝は37.5だったが、
熱をはかってもらうと体温計には38.5の文字が







ばりばり上がってるじゃんか

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