幼馴染みCと転校生S【青】【桃】

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青葉ころん視点＿＿＿









Aが遅刻したあの日から1週間

今度は僕がやらかしました()









『ほんと無理しないで、ちゃんと寝て』


「…ん」


『今お昼作ってくるから、まじでちゃんと寝てなさい』


「わかったってばぁ…」









久しぶりに風邪を引きました()



実は昨日、学校帰りに雨に降られびしょ濡れになりながら家に帰った

Aも一緒だったが、帰ってすぐにお風呂に入ったらしく風邪を引かずにすんだ
…が、僕はお風呂に入らず、気づいたらリビングのソファーで寝てしまった

そして今に至る





僕の両親は共働きで、かわりにAが看病しに来てくれた

Aがいなくなった自分の部屋
いつも部屋では1人なのに、とても寂しく感じる









「A…」









ベッドに横たわりドアの方をちらっと見て、届くはずのない声で呼ぶ





あぁ〜…頭痛い…身体も重いし…会いたいよ〜





いつも以上に側にいたくて、重いはずの身体を動かし、Aがいるであろうキッチンに向かう


キッチンを覗くと、せっせとおかゆをつくっていた







「A〜」


『どうしたの…って寝てなって言ったじゃん』


「ん〜…水飲みにきたぁ」









“会いたいから会いに来た”
なんて言えず、適当に理由を言う








『あーね…はいお水
飲んだらすぐベッド戻るんだよ？わかった？』


「…ん」









なんかいつもより水がおいしい…
もしかして、Aが入れてくれた水だからおいしく感じるのか…((






なんて考えながら、再びおかゆを作り始めるAを見る







やっぱ好きだな〜








熱のせいなのか、Aへのデレ期が訪れた僕であった

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