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ついに、その日は来てしまった
何日かたった日の朝、いつも通り学校にくると下駄箱にいれていたはずの上履きがなくなっていた
まじか…こんなこと現実にあるんだ…
「ん?どしたのA。教室いかないの?」
下駄箱の前で立ったままの私にころんが不思議そうに話しかけてきた
『ごめん、私上履き忘れたみたい笑
職員室よって借りてから行くから、ころん先行ってて〜』
適当に嘘をつく
「あーね、了解。先行ってるわ」
『うん』
教室に向かうころんの後ろ姿を見て、少し心が痛む
もしかしたら、と思って近くのゴミ箱を覗く
予想通り、そこには私の上履きが捨てられていた
こんな子供みたいなことして何が楽しいの…
捨てられていた上履きをまた履く気になれずそのまま捨て、私は職員室に行き上履きを借りた
そのとき先生に“河瀬が忘れ物なんて珍しいな”なんて言われて、また心が痛んだ
。.:*:・'°☆。.:*:・'°☆
「Aおはよ〜」
『あ、おはよ〜』
いつも私より先に教室にいるさとみくん
ころんは、私の席に座って後ろを向き、さとみくんの机の上で課題を写していた
「さとみくんありがと〜おかげで助かったよ〜」
「ったく、俺が課題やってなかったらどうしてたんだよw」
「Aに見せてもらう」
『絶対見せない』
「なんでぇぇ!けち!」
『課題やってないころんが悪いんじゃん』
「はいはい、相変わらず朝からにぎやかね〜www」
いつも通りを装おって会話を進める
女子A「ねえ、まだ喋ってるよ笑 あれ私たちがやったってわかってないのかね笑」
女子B「それな〜笑」
女子C「まだまだやっちゃおーよ笑」
『…』
嫌でも耳に入ってしまって、さらに心を削られる
でも私何も悪いことしてなくない…?幼馴染みっていうのがダメなの?友達と話しちゃダメなの?
そんなにころんとさとみくんと話したいなら話しかければいいのに
「…A?どうしたの、いきなり黙りこんで」
またしてもころんが不思議そうに私の様子を伺ってきた
その横ではさとみくんも少し不思議そうな顔をしていた
『え…あ、なんでもないよ。ちょっと考え事してただけ。気にしないで笑』
「ならいいんだけど…」
なるべく笑顔で2人に気づかれないように…
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mona - かわのさん» コメの返信ありがとうございます〜wwはいっ!めっちゃキュンキュンってなってドクドクッてなります!(語彙力)楽しみです〜(’-’*)♪ (2021年1月14日 22時) (レス) id: 935d4bc1e3 (このIDを非表示/違反報告)
かわの(プロフ) - monaさん» ほんとですか!?そういってもらえて嬉しいです!さらにキュンキュンさせられるよう、更新頑張ります! (2021年1月12日 23時) (レス) id: b24a9b171b (このIDを非表示/違反報告)
mona - え?めっちゃキュンキュンするじゃないですか…(〃ω〃)更新頑張ってください! (2021年1月12日 20時) (レス) id: 935d4bc1e3 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - ころんくん夢主ちゃんお疲れ様です (2021年1月3日 14時) (レス) id: d8b259ea85 (このIDを非表示/違反報告)
かわの(プロフ) - るるちゃ(−_−#)さん» そういってもらえて嬉しいです!更新頑張ります! (2020年12月14日 23時) (レス) id: b24a9b171b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かわの | 作成日時:2020年11月28日 23時