Q将来の夢はなんですか?A貴「わさび王に俺はなる!!」新「なんなんですかそれ……つーかもうなってますよ、絶対。」 ページ13
土方side
貴「っ副長!!!」
自分の体が突き飛ばされる感覚。
振り返った俺の視界に映ったのは倒れこむ睦月と、辺りを染める紅い血だった。
睦月が俺を庇って撃たれた。
そう頭が理解するのに数秒かかった。
貴「私のことなんかっ…いい…から、あいつを捕まえろっ!!」
睦月が口から血を吐きだしながら隊士に言う。
はっと我に帰り睦月に駆け寄る。
土「睦月!!睦月!!!おいしっかりしろ!!Aっーー!!!」
途中で睦月の名前を叫んでいるのを気づかないくらい、心の中は動揺と焦り、怒りや後悔でごちゃごちゃだった。
貴「副長……が…無事て…良かった…っ。」
意識が途切れかけているのに、睦月はほっとしたように微笑む。
胸が締め付けられる。俺を狙ったスナイパーを今すぐに叩っ斬りたい衝動を理性で抑え込む。
後悔の想いは後をたたないが、今はそんなことを考えている余裕はない。
くそっ!!血が止まらねー!!!
もう睦月に意識はない。
早く病院に連れていかねぇと!!
沖「土方さん!!これ使ってくだせぇ!!」
総悟が投げた包帯をキャッチして睦月の足に巻く。
沖「アイツは必ずおれが捕まえまさァ!!早く行ってくだせぇ!!」
いつになく殺気に満ち溢れた総悟におどろきながら、俺は睦月を背中におぶさる。
間に合ってくれっ………!!
そう願いながら、土方は倉庫を勢いよく飛び出した。
鬼の副長とも恐れられる男がこんなにも険しい表情をすることはなかなかないだろう。
全速力で走りさる土方を見て
そう隊士達が思うくらい土方は必死だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕焼けの中に私はいた。
輝き光る太陽を浴びながら、3人の友と師と一緒に歩いていた。
晋「今日は俺の勝ちだな。銀時。」
銀「はぁ?昨日は俺が勝ちましたー!今日もまだ終わってないんで負けてませんー!!
ボンボンだからって勝手に決めんな!!」
晋「ボンボンって言うんじゃねぇ!!」
小「くだらないことでケンカをするな……。」
松「三人とも元気ですね。」
貴「フフッ。そうだね先生!!」
楽しかった。皆が笑っていて。
だけど急に鎖に縛られたように私は動けなくなる。銀時達はそれに気づかず歩いていってしまう。
待って………待って……っ!!
手をのばしても届かなくて。
赤い手達が私の体をからめとる。
あぁ、これは罰だ。
遠ざかる光に手を伸ばす。
そのまま暗闇に落ちていく。そう思っていたのに、
「A!!!!」
温かい手が、私の手をにぎり、光の中へ引っ張った。
貴「銀魂、本当に終わったね。」作「シリアスもギャグも大好きでした。銀魂に出会えて良かった。空知先生ありがとう!!お疲れ様でした!」貴「いや、もうこれただのファンレター。」→←暁夜2
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紺花(プロフ) - 土方彩香さん» 全然大丈夫ですよ!誤字可愛らしいです。本当ですか!?シリアス自信がなかったので嬉しいです!!ありがとうございます!これからもこの作品をよろしくお願いします! (2019年10月21日 19時) (レス) id: 3ee85d0920 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - すみません、「とかとか」になっちゃったのは誤字です…。 (2019年10月20日 23時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - お久しぶりです!…いや、あの、ひとつだけ言わせて下さい…。紺花さんの書くシリアス最高です!!!いや、ギャグもいいんですけど、元々暗い話とか重い過去とかトラウマとか戦とかとか大好きなんで、今のシリアスむっちゃ私好みです! (2019年10月20日 23時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
紺花(プロフ) - やっぱりテスト、ありますよね……。うぅ、テスト嫌だァア!!でも、コメントをくださったおかげで元気がでました!頑張ります!お互い頑張りましょう!!コメントありがとうございます!! (2019年10月3日 7時) (レス) id: 2272969ba0 (このIDを非表示/違反報告)
土方彩香 - お久しぶりです!私も明日からテストです…。嫌だよ〜…。なので、頑張って下さい!と言うか、お互い頑張りましょう!! (2019年10月2日 20時) (レス) id: a12d762946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺花 | 作成日時:2019年5月22日 20時