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ダイキ「お前は…あの時の」
涼介「望んだってどういう事？」
冥「その質問に答えてあげたいのですがそれは無理みたいですね」
冥が余裕の笑みを浮かべると同時に魔物が雄叫びを上げた。
闇の気を高めた魔物が一直線に突進してくる。
涼介を目掛けて。
ダイキ「涼介！！」
咄嗟にダイキは涼介を突き飛ばした。
涼介「ダイちゃん！？」
突き飛ばされた涼介は転倒しながらもダイキを見上げた。
ダイキと魔物がぶつかる。
涼介「ダイちゃん！！」
ケイ「ダイキ！！」
ダイキ「くっ……」
黒い靄がダイキを包み込むとゆっくりと体に入っていく。
ダイキは苦痛に耐えながらも必死で抵抗した。
ケイ「ヤバい！ダイキの中に魔物が入ったら……」
精霊の中でも最強に入るほど強い霊力を持っているダイキが、もし、魔物に取り憑かれたら……。
誰も太刀打ち出来ない。
例え、大精霊のコウタと精霊3人が束になっても。
冷や汗が流れた。
ケイ(完全に魔物がダイキに取り憑く前に何とかしないと)
だがそれも容易な事ではない。
ケイ(もう少し、闇が弱くなってくれれば……)
ふっと脳裏にある作戦が浮かぶ。
ケイ(ダメだ。これでは涼介に負担がかかる。例え、それをしたとしても、その後、奴が必ず隙を付いてくる)
ケイは別の方法を考えた。
しかし、ケイの頭にはその作戦以外何も思い付かなかった。
ケイ(仕方ない。ダメ元でやってみるか…)
両手を前に出したケイが術を発動させようとした瞬間、横を何かが通りすぎた。
ケイ「えっ？」
涼介「ダイちゃん！ダメだ！！」
涼介が一直線にダイキに向かって行く。
ケイ「涼介！？」
ダイキの手を涼介が掴むと、ダイキを包んでいる黒い靄が涼介にも流れていく。
ダイキ「離…せ…涼介」
魔物に意識を乗っ取られないよう必死で耐えているダイキが涼介の手を振りほどこうとしている。
涼介「嫌だ！絶対離さない！」
掴んでいる手を片手から両手に変えて、しっかりと握り締める。
こうなってしまったからには涼介は意地でもダイキの手を離さないだろう。
仕方なくケイはこのまま術を発動するチャンスを狙った。
ダイキは相変わらず、魔物に取り憑かれないように耐え、涼介は流れ込んでくる黒い靄に意識を飛ばされないよう集中した。
涼介の中に黒い靄がある程度流れるとケイは叫んだ。
ケイ「涼介！離れろ！！」
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hina(プロフ) - 霙（みぞれ）さん» そう言って頂けると凄く嬉しいです。有難うございます。 (2020年1月30日 21時) (
レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
霙（みぞれ）(プロフ) - 本当に好きすぎます…！！これからも楽しみにしてますね！ (2020年1月29日 15時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - NMダイキング担さん» おめでとうございます。こちらこそいつも読んで頂いて有難うございます。 (2020年1月5日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - あけましておめでとうございます！今年もよろしくお願いいたしますm(__)mお大事にしてください (2020年1月5日 11時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - JUMPLOVEさん» おめでとうございます。こちらの方がお願いします。いつも、有難うございます。 (2020年1月2日 21時) (レス) id: 0f49b991e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hina | 作成日時：2019年12月7日 21時
