天然記念物（T.Y）

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裕太side





ただいまPM11:50



Aが寝て既に1時間経った。




起こして鍵を閉めさせ帰らなきゃという使命感と


このまま、こうしていたいという欲望



一番近いようですごく遠い存在



何度好きと言いかけただろう



何度理性と戦ったであろう



そんなことを思っていると



コテンｯ




不意にAの頭が俺の肩にもたれかかる



長い睫毛、柔らかそうな唇




そっと、その唇に指を這わす



「……んっ…」



っあ///



一瞬眉をひそめるも起きる気配はない





ダメだ限界。


頑張れ俺の自制心




『A、起きて？布団で寝な？』



「んっ、ダ…、ま…だ帰らない…で」




…ノックアウト



こいつは小悪魔を通り越した悪魔だ





またスヤスヤと寝息をたてて寝始める彼女


『じゃあ帰らない』


聞いていないことを承知の上で話す





……


ダメだ、もう無理。自制心完敗です




『Aごめん



俺のものになるまでもうしないから

今日だけ許して、、、ね』





Aの唇にそっとキスをした



初めて触れたAの柔らかい唇



『ｯｯｯ……///』





(俺今日耐えられっかな……)





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