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43話:動揺し過ぎる ページ13

その頃





『…はっ、沖…赤井さんにはどう伝えよう』









と思ったが、Aはすぐに
あぁと落ち着いた。









『そうか、あんな風に哀ちゃんに
渡したらコナン君に伝わる、

それなら自動的に赤井さんにも
伝わるか、それなら良いや』









と納得に、二度寝した。
_________________________________________



「…………………………………何だと?」









たっぷり間を置いて固まる赤井に笑いながら「生きてた」ともう一度言うと、









「…明美が?生きてただと?」

「うん、助けられたんだって」

「……誰にだ」

「Aさんだよ!」






ガチャン!






…赤井は動揺し、テーブルに
コーヒーを思いっきり溢した。









「だ、大丈夫??」

「すまない、い、今何と??」

「Aさんが!明美さんを!
助けてくれたから!生きてるんだって!」









確実に伝わる様に言う、納得…はしてないだろうが、動揺した足取りで布巾を取りに行って戻った赤井はテーブルを拭きながら話を続けた。









「…何故A君が明美に?」

「赤井さん前に言ってたでしょ?Aさんはたまたま人の命に関わる場所に出くわしちゃうって、そのパターンだと思う」

「どうやって」

「血糊入り防弾チョッキだとか、どうやって用意したのか分からないけどそう言ってた…らしい」

「どうやってしった?」

「Aさんのお見舞いに行った灰原がAさんから電話番号の紙を貰って、掛けてみたら相手は明美さんだった」

「いまどうしてる」

「何処かのマンションで
身を潜めてるんだって」

「…そ、うか…」

「赤井さんテーブル拭きすぎ」









あまりの動揺で赤井はとっくに拭き終わったテーブルを拭き続けていてすっかりテーブルがコーヒー臭くなってしまった。

途中から赤井の台詞がひらがなだったし。









「はぁ…そうか…」









とうとう頭を抱えてしまった。









「…こんなに動揺する
赤井さん初めて見た…」

「すまない…彼女と彼との事となると…」

「…僕が言うのも何だけどさ…その…
会わせる顔…無いかも…」

「…だな…いっそ本当に沖矢になってしまうか…」

「赤井さん、現実逃避ダメだよ」






 


ズバッと言うコナンに赤井は更に落ち込んだ。

44話:メールで約束を→←42話:衝撃的な報告



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ポテト - 主人公が赤井さんに起こる場面のセリフ「おきやぁ!」が「おぎゃぁ!」に見えてしまって吹きました笑 小説面白いです!頑張ってください! (2023年1月26日 20時) (レス) @page18 id: 1c2bcbd3b2 (このIDを非表示/違反報告)
Tyrant(タイラント)(プロフ) - みねさん» えー、一分曲だと思うんですけど、【すりぃ】さんのですよ?後ありがとうございます! (2021年2月27日 11時) (レス) id: 8824dda887 (このIDを非表示/違反報告)
みね - あの〜、今更ですけどエゴロックって3分ぐらいあると思います。後最高でした! (2021年2月26日 7時) (レス) id: 020e8c48d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tyrant(タイラント) | 作成日時:2020年3月23日 23時

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