女の子 ページ12
ーRM
僕の目の前に現れたのは
女の子にしては背が少し高くて、それもあってか、ほんとにスタイルがよくて
染めたことの無さそうな真っ黒なロングヘアが大人っぽくも、子どもっぽくも見える
そんな女の子だった
まさか、あの有名作曲家であるblueだなんて誰もが思わなかった
いきなり提案されたプロジェクトは
僕の頭と心に何か来るものがあって
きっと、blueって分かっていなくても、僕はこの人と音楽をしたいと思っただろう
ひとまず、話を終えると
「ラップモンスターさんですよね?
リーダーさん…」
少し自信のなさそうな表情でそういうblueさん
RM「はい。そうです。
正式にここでPDになったら、よろしくお願いします。」
深々とお辞儀をすると
blueさんも深々とお辞儀をした
デビューしてから僕達をそんな丁寧に扱ってくれる人はいなかった
事務所の人は良くしてくれるけど、事務所外の人は僕たちを無視することも当たり前となってた
だから、深々とお辞儀をされること自体、僕は慣れてなかった
「ふふ、絶対ここで働きたいので、絶対ここで働きます!」
こんな僕達になぜ、こんな天才と呼ばれるPDが来たのか
考えでみたけど、分からなかった
「直感ですよ、何も考えないで下さい」
RM「あ、はい」
僕の心がまるでわかってたみたいに彼女はそう言ってパンPDのもとへ行ってしまった
数年後、僕はこの女の子が来たことがどれだれ幸運だったか思い知ることになる
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作者名:jinna | 作成日時:2021年12月3日 22時